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赤ちゃん猫を預かる「ミルクボランティア」。大変だけど喜びも格別!

保護活動は「出来るときに出来ることをやる」でいい

 一緒に暮らす人やペットに慣れてきても、ここは預かり猫たちにとっては仮の住まいです。ホームページで里親募集することはもちろん、譲渡会にも足を運び、子猫になった乳飲み子×4匹と1Fの部屋にいた2匹は里親さんが決まりました。  かつては保護活動は敷居の高いものと感じ、「自分に出来ることなんてないのではないか」と行動に移せなかった中村さんですが、時を経て「出来るときに出来ることをやる」というやわらかな対応ができるようになったそうです。
そそそそそ

そそそそそ

 中村さんのボランティアのカタチはさまざまで、ミルクボランティアや成猫の預かりボランティアのほかに、犬を短期間預かったり、保護した犬猫を搬送したりもしています。
ベッドの下からこんにちは。まだまだ人見知りな猫

ベッドの下からこんにちは。まだまだ人見知りな猫

 本当は取材を受けるのが苦手な中村さんですが、ここにきて「みんなにもやってもらいたい」「知ってもらいたい」と心に変化が起きたそう。ひとりが抱えきれる猫の数には限りがあります。たくさんの人がボランティア参加して分母を増やすことで、それによって助かる命、助かる人が増えると考えたのです。
ハンバーグより軽い乳飲み子

ハンバーグより軽い乳飲み子

 ボランティアは無償というけれど、里親さんが決まったときの喜びは格別だといいます。町を歩いていると、ふと、「ここはあの子のいる町だな。元気にしてるかな」と思い出すことがあるそうです。記憶の中での再会は、心を豊かにしてくれますよね。そのことを改めて思い出させてくれて、ありがとう中村さん! 猫たち中村さんのブログ「猫の下宿屋 クワトロガッティ」 【ケニア・ドイ プロフィール】 最近は犬猫カメラマン。著書に『ぽちゃ猫ワンダー』(河出書房新社)、『じゃまねこ~じゃまするねこはイラかわいい♪』(マイナビ出版)がある。新刊『ご長寿猫がくれた、しあわせな日々 ~28の奇跡の物語~』(祥伝社より12月1日発売予定)。かわいくおしゃれな猫、猫と人との温かな写真に定評がある。http://kenyadoi.com/
ケニア・ドイ
アーティストのグラビアなどを数多く手がけ、人物撮影を得意とするスチールカメラマンが5年の修業期間を経て2011年、猫カメラマンになることを宣言。雑誌、WEB、SNS等で猫写真を発表し続ける。
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