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大きな花のコサージュも取り入れ方でモードになる/サンローランに学ぶ

モードをリアルに着る! Vol.9/小林直子】

 2017年秋冬のサンローランのウィメンズコレクションは、アンソニー・ヴァカレロによる2度目のコレクションでした。

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リボンで首に巻くコサージュが新鮮だった


 前任のエディ・スリマンは非常に才能のあるデザイナーですし、すばらしいコレクションの数々を発表してきたのですが、徐々にロック・テイストが強くなり、それまでのサンローランのファンはついていけないのではないかと少し心配するほどでした。

 しかし、アンソニーに交代してからは、今風な解釈を加えられてはいるものの、サンローランならではのパリ・シックのスタイルが復活。おしゃれなパリジェンヌが着ているだろう、現代のシックとエレガンスが表現されたコレクションとなりました。

 そのなかで目を引いたスタイルは、黒いスリップドレスに、黒タイツに黒ブーツ、そこに大きな赤い花のコサージュというものでした。このコサージュは、胸にピンでつける形ではなく、リボンで首に巻くスタイル。

 現在、チョーカーもはやっていますから、この新しい形のコサージュスタイルは非常に新鮮でした。

Saint Laurent - Runway RTW - Fall 2017 - Paris Fashion Week

首に巻かれた大きな赤い花のコサージュが新鮮 (Photo/Getty Images)

「入学式」風コサージュも、色・素材を変えればモードに


 さて、コサージュと言えば、入学式にお母さんたちが着るスーツに付属品としてついてくる、パステルカラーのふわふわとしたあの飾りを思い出す人も多いでしょう。おしゃれのためにつけるというよりは、つけるべきものとして、素敵か、素敵ではないかにかかわらず、誰でも横一列に同じようにつけている、そんなイメージです。

そんなイメージのものばかりが売られているので、ふだんからコサージュを使おうという人は少数派ですし、それがとくにおしゃれというわけでもありません。

コサージュ

入学式や卒業式によく見るスタイル ※画像:WEAR

 しかしコサージュも素材を変え、色を変え、つけ方を変えれば、モードになります。あのパステルカラーのふわふわではない、シックでエレガントで、今のモードのコサージュは、この世に存在するのです。

 服のシルエットが大きくなり、アクセサリーも大きくなりましたが、それだけではなく、装飾も過剰になりました。とにかく大きなものをたくさんつけるのが今の流れです。

 グッチのアレッサンドロ・ミケーレが何度も何度もコレクションで提案した、手に大きな指輪をいくつもつけるスタイルは、すでに多くのコレクションで見られますし、一般にも浸透し始めました。ですからこの花の過剰さは今風ですし、もっとごちゃごちゃとアクセサリーをつけても、今だったら問題ありません。

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コサージュの選び方、取り入れ方

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