Entertainment
News

野村沙知代さんの整形秘話、死去2日前のようす…高須院長が思い出をかたる

「サッチーが亡くなる2日前、ホテルニューオータニでばったりノムさん夫婦と会ったんだよ。死んじゃうなんて信じられない」  そう語るのは、高須クリニックの高須克弥院長です。  2017年12月8日、元プロ野球監督・野村克也氏の妻でタレントの野村沙知代さんが急逝しました。85歳、虚血性心不全でした。
野村沙知代

高須クリニックCM(ドバイ編)での野村沙知代さん

「亡くなる2日前も、サッチーはすごく元気だったの。むしろ、足元がおぼつかなかったのはノムさんのほうでね。サッチーはノムさんに肩を貸しながら、堂々と歩いていたのに…」(高須院長)  長年、家族ぐるみでのおつきあいがあった高須院長に、サッチーこと野村沙知代さんの思い出や、最近会ったときのようすを伺いました。

サッチー、ミッチー、デヴィ夫人を一緒に招待しちゃった!

――野村沙知代さんと知り合ったのはいつ頃ですか。 高須「最初にどこで会ったのか、よく覚えてないんだけど、ずいぶん古いつきあいだよ。20年ぐらい前になるのかな。2003年には、息子たちの結婚披露宴にも来てもらってる。ただ、あの頃はまだ、今ほど親しくはなってなくて。  デヴィ夫人やミッチー(浅香光代)と仲が悪いのを知らなくて、みんな招待しちゃった。もう険悪な雰囲気になっちゃって大変だったよ。披露宴の途中でミッチーが『帰る!』って席を立ったと思ったら、サッチーも『帰る!』って言い出すしさ。二人の姿が見えなくなった途端、デヴィ夫人だけはご機嫌になってたけど。あれは参ったなあ」 ――1996年の学歴詐称騒動に、1999年の浅香光代さんとのバトル、2001年の脱税など、「お騒がせ」タレントとしても名を馳せたサッチーですが、院長から見てどのような女性でしたか。 高須「実は、彼女の“お騒がせ”の部分はよく知らないんだよね。うちの母親がサッチーのこと、すごく気に入ってて。『さっちゃん』って呼んで可愛がってた。野村監督とサッチーの関係と、僕と母親の関係はちょっと似てるんだよね。  僕も野村監督も、欲しいものがあったら買っちゃう。お金には頓着しない。というか、いくらもらってるのかもよくわからない。そこをうまく仕切ってくれてたのがサッチーであり、うちの母親だったんだと思う」
野村沙知代2002

野村克也氏の著書『女房はドーベルマン』(2002年、双葉社)

整形のオペ室でもタバコを吸ってたサッチー

――73歳の時には、「美容整形で200万円かけて“20歳の若返り”を目指す」と記者会見をして、話題にもなりました。 高須「サッチーは、ホント悪い患者でね。日焼けは美容の大敵なのに、彼女はハワイで肌を焼くのが大好き。注意しても全然聞かない。タバコもガンガン吸ってたしね。 “溶ける糸”を使った最新の『イタリアンリフト』というフェイスリフト施術を受けたいっていうから、イタリアのナポリまで僕も一緒に行ったんですよ。そのオペ室でまで、タバコを吸うんだもん。  イタリア人もびっくりしちゃって『あの女性は何者なんだ?』って僕に聞くわけ。しかたがないから『超VIPなんだ……』と言ったら、向こうもあきらめてました」

今年8月、そして死去2日前のようすは…

――そのあと、高須クリニックのCM・ドバイ編にも登場していましたよね。とても70代とは思えないパワフルさですね。
高須院長ツイート

今年8月3日、サッチーとばったり会った院長のツイート

高須「そうなんだよ! サッチーといえば、いつも元気いっぱいだったからさ。今年の8月に偶然会ったときも、すごく元気そうだったんだよ。衰えて弱った感じなんて全然なかったの。  食事をしていたら、後ろから肩をもまれて、『だーれだ?』って女性の声がするの。てっきりサイバラ(西原理恵子)だと思って、『クマだ!!』って振り向いたら、サッチーがニコニコしながら立ってた。  ノムさんがインタビュー取材を受けてて、その付き添いで来てたんだって。ほんと、おしどり夫婦って彼らみたいな人たちを言うんだよね。サッチーはいつも、陰になり、ひなたになり、ノムさんを支えてた。  亡くなる2日前に、ホテルニューオータニでバッタリ会ったときも、そうだったよ」 ――そのときは、(冒頭に書いたように)お元気だったと。 高須「あの日、僕はサイバラと一緒に鮨を食べてたの。店から出たところで、偶然ノムさんとサッチーに会ってね。8月以来だからすごくうれしかった。『わあ、久しぶり』って盛り上がってたら、サイバラが『車まで送ろう』と言ってくれて。ふたりで見送りに行ったの。  サッチーは、ノムさんに肩を貸して堂々と歩いてた。車に乗ってからもすぐ窓を開けてね、手を振りながら『ありがとうね』『また会おうね』って何度も言ってたの。あれが最後になるなんて、本当に信じられない。  僕に何かできることはなかったんだろうか、と考えてしまう。これまで、パーティで倒れた人を何人も助けてきたのに、サッチーには何もしてあげられなかった。考えてもしかたがないことだけど、でも考えちゃう。  ホントくやしいんだよ。まだもっと一緒にいたかったな」  ノムさんによると、サッチーの最期の言葉は、「左手を出して。手を握って」だったそうです。 <TEXT/島影真奈美> 【高須克弥氏・プロフィール】 1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。著書多数、近著は『ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
高須克弥
【プロフィール】 1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。近著は『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』、『炎上上等』、続編で最新刊の『大炎上』など
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ