どんな問題かというと、2人で家にいる際、「私はトイレ掃除をやるから、あなたは洗濯物を取り込んで」と、2人同時に家事を行う際の問題です。 　「わかった」と彼は返事をしてから数分後。まだベットでゴロゴロしているではないですか。私はトイレ掃除を終え、次の仕事に取り掛かろうとしているってのに！ おおしま「やってって言ったじゃん！」 仏「やっとくよ」 おおしま「今やってないじゃん！」 仏「やっとくってば」 おおしま「今やってよ！」 仏「あとでやっとくよ」 　まるで母親と小学生のやり取りのようですが、実はこの“タイミングの指示なし家事はいつやるか問題”は、私だけでなく周りの既婚女性も多く抱えている様子。 　男性としては『やること』がゴールなのですが、女性側は『今やること』がゴールであるため、満足度が一致しません。 　もっというと、多くの女性は「今やってくれたら、余った時間で別のことができる」という発想なのですが、男性は「言われたことをやったらゴール（終わり）」と思っているのです。 　難しさや言葉の解釈のちがい。ということで、主婦歴10年の友達いわく「今私はトイレ掃除をやるから、その間に洗濯物を取り込んでおいて」と、タイミングまで指定することで改善できると教えてもらい、地道に頼み方や進め方を改善する日々。 　ちなみに家事のクオリティについては不満もありますが、その点は言っても変わらないことが判明し、ぐっと目をつぶって「やってくれれば何でもよし！」と思うことにしています。 　衣類のたたみ方や掃除機のかけ方など、10年以上かけて築いた生活のマイルームをぶっ壊すことから始まる。他人との共同生活とは、とかく学びの多いものでしょう。 ＜TEXT、イラスト／おおしまりえ＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【おおしまりえ】 水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter：@utena0518