冬太りはOK!冬に老けない2つのコツを、高須院長に習った
正月太りしたところに、新年会が追い打ちをかけ、冬太りしまくるこの季節。
しかも、冬の乾燥で肌はカサカサになり、イベント疲れも、肌のコンディションの悪さに拍車をかけそう……。
今からリカバリーすべく、冬美容のポイントを高須クリニックの高須克弥院長に聞きました。教えて、かっちゃん!
――この時期の美容対策でいちばん気をつけなくてはいけないことは何ですか?
高須「やっぱり保湿でしょう。冬に限った話ではないけど、肌にとって、乾燥は大敵。年をとればとるほど、肌から油分も水分も減っていく。何もせずに放っておいたら、どんどん乾いてシワができやすくなって、老けていくね」
――恐ろしい……。
高須「とにかく肌を清潔にし、しっかり保湿すること。
『湿潤療法』って聞いたことある? 昔はケガをしたら消毒して、乾かすのが基本だったでしょう。でも、最近は消毒をしないし、乾かさない。そのほうが、人間の体が本来持っている自己治癒能力を生かせるから早く治るの。
肌のケアも同じことですよ。でも美容液や化粧水をあれもこれもと塗りたくる必要はない。足りない油分と水分を補ってやれば十分です。飲料水もこまめに摂りましょう。
あと、痩せないことね」
――痩せちゃダメですか!?
高須「ダメに決まってるじゃない。冬になったら太るのは、生物の本能ですよ。熊だって秋にしっかり栄養を蓄えて、皮下脂肪を厚くして、冬ごもりして春を待つ。
人類は冬眠こそしないけど、厳しい冬を乗り切るために栄養を蓄えてる。こんな時期にダイエットなんてしたら、肌のコンディションどころか、体調も崩しますよ」
――なるほど。冬太りを気にする女性は多そうですが。
高須「冬太りはむしろ歓迎すべきことです。
それに、少しぐらい小太りのほうが、肌がパンと張って小じわも伸びる。『寒雀』だって、ふっくらしてるからかわいいンだし、脂がのってて旨いんです」
――えっと、先生、途中から焼き鳥の話になってません?
では乾燥して荒れた肌を、てっとり早く美容医療で回復させるには、どんな方法がありますか?
高須「それなりに保湿してるはずなのに、どうも改善されない場合は、美容点滴という手もあるね。
美容点滴は、プラセンタやビタミンやミネラルといった美肌に必要な成分を、直接血管に注入するんです。食事で摂るのと違って消化管を通らないから、高濃度な成分がそのまま全身に行き渡る。
定期的に通ってる人もいれば、何か特別なイベントがあるときに、美容点滴を受けにくる人もいるよ。施術時間も20分と短くて、手軽だしね」
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プラセンタ点滴・注射の注意点として、施術を受けると献血できなくなるそうです(日本赤十字社のルールでそう決まっているとか)。
というわけで、高須院長が教える冬の美容ポイントは「保湿」「冬ぽっちゃり」の2つ。今からでも遅くないですよ。
<TEXT/島影真奈美>
【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。著書多数、近著は『ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』
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高須克弥院長
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高須克弥
【プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。近著は『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』、『炎上上等』、続編で最新刊の『大炎上』など