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山田涼介の声の演技にとろける!連ドラ「もみ消して冬」

ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ Hey! Say! JUMP山田涼介「もみ消して冬」 山田涼介さんの声は、けしからんのです。  おひさまをたっぷり浴びた果実のように、健やかで温かく潤いをはらんでいて。  けれど、その美顔の魅力が前に出て、まっ先に“声”が語られることはあまりありませんでした。  しかし、先日スタートしたドラマ「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(毎週土曜22時~ 日テレ系)は、やってくれました。

山田涼介のモノローグ演技がすごい

 本作で山田さんは、優秀な兄と姉に気圧される気弱な弟・北沢秀作を演じています。彼は東大卒のエリート警察官ですが、正義感が強すぎ、また真面目すぎる青年です。  で、この秀作のセリフ、体感で実に7割がモノローグ(心の声)なのです。  兄姉から無理難題を押しつけられて懊悩(おうのう)し、父の冷たい態度にいじけ、己が行動に迷って悶々とする……。  多くの場合、登場人物の心情はその表情や行動のみで表現されますが、本作では心の声にテロップをつけるがごとく、山田さんに語らせています。  大げさに顔をゆがめたり、しょんぼりしたり……そのコミカルな表情もさることながら、思わず「そうだよね!」と同調したくなるモノローグ力はさすがです。

壁ドンならぬ声ドンがはかどる!

 そもそも、山田さんのモノローグ力は、香味ペースト(味の素)のCMで証明済み。  母の料理の秘密を知るためキッチンに身を潜めたり、そのおいしさに悶絶したり。敢えての“大きめ演技”プラス“涼介モノローグ”で、もう心はトロットロ!  この手法を存分に採り入れたのが、「もみ消して冬」なのだと思います。 “会話”ではなくモノローグだと、山田さんの声の魅力も、語り口の豊かさも、よりじっくりと楽しむことができます。本当にありがてぇドラマです。  昨今は、“壁ドン”という攻め方が流行りましたが、山田さんは女性の耳をとろかす“声ドン”さえもできる男。  もっともっと秀作が心の声を放ってくれるよう、ウズウズしながら次回を待ちたいところです。 <TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【みきーる】みきーる著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru公式ブログ『ジャニヲタ刑事!』
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!
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