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店員に絶対服従!「Supreme男子」の不思議な生態|辛酸なめ子

Supreme男子は羊のように従順!?

 実はSupreme男子は羊のように従順なのかもしれません。シーズンごとの立ち上げや、コラボアイテム発売の時には転売ヤーや外国人なども集結し、長い列が発生。前日から並ぶ人も多いのですが、体験談のサイトを見ると厳しいルールがあるようです。お店からちょっと離れた所定の場所に並ばされるのですが、徹夜の場合はご飯休憩30分、トイレ休憩は5分という暗黙のルールで、時間が超過したら最後尾に並ばされる。  また、その場にいない人をはじくため、1時間に1回ほど並びの「再整列」が行われるそうで、だんだん頻度が高まり5分に1回再整列させられたケースもあったとか。軍隊のようです。店員に馴れ馴れしく質問したり話しかけるのはNG。買ってもらっているのではなく、買わせてあげているのです。並んだだけでは人気の限定商品は購入できず、そのあと抽選がある場合もあります。  さらに、昨年、列の中でSupremeのアイテムを身につけていない人は弾かれる、ドレスコードがあったお店も。キャップだけかぶっていても弾かれたそうで、店員には絶対服従です。Supremeのレア商品は、努力や忍耐、忠誠心の証でもあるのです(もしくはプレミア価格で買える経済力)。

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 Supreme店員に知り合いがいるという40代男性は「威嚇っすね。本当は普通の人ですよ」と言っていましたが、実際お店に行ってみると愛想がなくてやっぱり怖かったです。イカつい男子が目を光らせ、黒いキャップには黒タオルのオラオラ系ラーメン屋と共通しているものが……。  でも、イカつい兄貴に従いたい、という男子は結構多いのかもしれません。平日だったのでしばらく並んで入店できました(お客はストリートファッションの男女が多く、中には会社帰りのスーツ男性も)。でも、夜19時20分頃になると外の列が途中で打ち切られました。「もう買えないんで」「明日もあるんで」と、まだ閉店まで30分以上あるのに20人くらい、素っ気ない口調で帰らせられていました。 「打ち切りっすか」と、店員に言われるがまま帰るSupreme男子は、不満げというよりどこか嬉しそうです。イカつい店員とのプレイが楽しめるストリート系ブランド。他のブランドでも店員が怖い店がいくつかあるようなので、通過儀礼や肝試しで訪れても良さそうです。 <TEXT&ILLUSTRAION/辛酸なめ子> 【辛酸なめ子 プロフィール】 東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著者は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著者は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
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