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初海外は夫のタイ転勤、不安だらけの彼女を待っていた驚きの生活

小旅行感覚で東南アジア各国へ。年間300万円も貯金

タイ・シラチャ

タイ・シラチャの海

「バンコクもバスで1時間半あれば行けますし、料金はたったの86バーツ(約290円)。空港までなら1時間程度なので3連休のときは、温泉旅行に行く感覚でカンボジアのアンコールワット、ベトナムのホーチミン、シンガポールなど周辺国への旅行を楽しんでいます。おかげで気がついたら、東ティモール以外の東南アジアのすべての国を制覇していました(笑)」  矢代さんの場合、1人息子は高校で寮生活を送っていたので海外転勤の支障はありませんでした。彼も今は大学生となり1人暮らしをしているそうですが、学校が休みに入るとシラチャに来てはダイビングなどのマリンスポーツを楽しんでいるそうです。 「実は、私もこっちに来てからライセンスを取ったので、今は息子と一緒に海に潜っています。日本にいるときは、こんなにアクティブじゃなかったんですけどね」  しかし、4年の任期だったため、駐在員生活もあと1年で終了……のはずでしたが、ここにきて夫にインドネシアのジャカルタ赴任の打診があったそうです。 「主人には『受けちゃいなよ!』と言っています。駐在員生活が思った以上に楽しいこともありますが、ジャカルタも日本人が多い街で住みやすいって聞くので。それに駐在員だと高級コンドミニアムをタダで用意してくれるし、諸手当が多いので年間300万円とか平気で貯金できちゃうんです。老後のためにも駐在員をもう少し続けてもらわないと」  快適な駐在員生活が待っているかは赴任先次第だと思いますが、手厚い手当で貯金がしやすいのは大きな魅力。奥様方には敬遠されがちな海外転勤ですが、そういったことも考慮したうえで決めたほうがよさそうです。 ―シリーズ「人生の転機、上がったり下がったり」vol.5― <TEXT/トシタカマサ ILLUSTRATION/ただりえこ>
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