ジャニーズファンがファン友達に最もイラっとくる瞬間…
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
ちょうど今日(3月27日)、横浜アリーナでオーラス(最終日)を迎える“ジャニーズJr.祭り2018”(ジャニーズJr.コンサート)。昨年の公演では、ジュニアコンとしては初の電子チケット(デジチケ)が採用されました。
昨今は多くのジャニコンがデジチケになったので、ヲタもまぁまぁ慣れてきました。
けれど、紙チケ時代の現場とデジチケ現場では、明らかに空気が違うのです。
どんなかというと……。
ジャニーズのデジチケは、原則として入場時に初めて座席がわかります。そのため、ヲタは一発勝負のポーカーに挑む気持ちで、スマホをスッと出すのです。
先に入ったヲタが、「ギャーッ!!」とかいって抱き合えば、「ああ、良席だったんだ」とピンとくる。反対に渋い面持ちで座席券を見ていたら、「イマイチだったんだろうな」と、これまた察しがつくのです。
なんですか、目の前で祝事とお通夜が繰り返されるのを見る感じ?
で、いよいよ自分の番が来ると、ことさら無表情になってしまいます。
「席なんてどこでもいいんです、私は」みたいな顔をして、しれっと座席券を受け取る……んだけど、内心、心臓はバクバクいっている。
座席券は伏せて渡されるので、表を見るとき心拍数はさらにギュン!と上がります。
果たして、ほどほどの席だったときは、「ビミョーでごめん」とかいって友達に渡します。
このとき、「えっ、見やすいじゃん! ありがとう!」と言ってくれる友には永遠の友情を、「ほんとアンタってチケ運ないよね……」とかいう友には、「てめぇは一生良席しか引かねぇんだな!?」といういらだちを覚えたりする。
デジチケの現場には、そんな悲喜こもごもがあるのです。
ま、それもこれも、開演すれば吹っ飛んで楽しめるんですけど。
あなたはデジチケ体験、したことがありますか?
●チケットを忘れることがなくなった
「そそっかしいので、よく家にチケットを忘れてきて真っ青になることがありました。でもスマホを忘れることはまずないし、紛失の心配がないから私は好き」
●ドキドキが楽しい!
「あらかじめ席がわかっていると気持ちもこなれていますが、“もしかして良席がくるかも?”って希望をもてるのはドキドキして楽しい!」
●気ままに行動できない
「仕事が不規則で、いつもギリギリに会場に着く私は、全員揃わないと入場できないデジチケはプレッシャー」
●おしゃれのしどころがわからない
「ここぞ! という良席ならしっかりヘアメしていきますが、どんな席になるかわからないと、手を抜くのもこわいし迷います。かといって毎回ヘアメするお金もないし……」
紙チケットが完全になくなる日は、来るのでしょうかね……?
<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>
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【みきーる】
著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『ジャニヲタ刑事!』

あれから一年!ジャニヲタとデジチケ
おまけ「デジチケのここが好き!・ここがいやん!」

みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』