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松坂桃李にとってセックスとは?18禁映画『娼年』で男娼を演じて知ったその力

舞台から映画までやることで『娼年』は完成する

『娼年』より

『娼年』より

――ちなみに、個人的に気になったのですが、リョウの最初のお客さんは、それこそばっちり鎧をつけたような、まじめそうな女性でしたが、ホテルに行こうと決めて次に会ったときには、胸元がバーンと開いたわかりやすい服装で現れました。 松坂:バーンってね(笑)。 ――正直、「ウソー」と思ったのですが、男性は、ああいう変化も嬉しいものなのでしょうか。耳打ちで誘われたりもしていましたけど。 松坂:やっぱりそう思うんですね。単純に嬉しいものなんだと思います。五感の中での反応というか。視覚と聴覚と。最初に会話だけした日とのギャップもありますし。そこで動揺している隙を、さらに耳打ちで突かれる感じ。最初はそっけなくてというところから、変化してきていて、あれ、自分の何がよかったんだろうと思いつつ、女性のやさしさを感じるというか。純粋に嬉しいと思うんじゃないですかね。 ――そうなんですね。最後に公開に際し、ひと言お願いします。 松坂:三浦監督も話していましたが、舞台から、映画版までやることで、ようやく『娼年』が完成するんだという一心で演じました。舞台は臨場感がメインでしたけど、今度はある種、フランス映画っぽい感じがあると思います。 <TEXT&PHOTO/望月ふみ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 (C) 石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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『娼年』は4月6日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開
配給:ファントム・フィルム
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