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ラブラブ夫婦のはずが…夫だけ「仮面夫婦だと思ってた」

 それからも夫の連絡頻度は変わらなかった裕子さん。ついに決定的な証拠を掴んでしまいます。 「夫が久しぶりに大阪に帰ってきた日、お風呂に入っている夫の携帯電話が鳴ったんです。先ほどまで夫が操作していたのでロックがかかっておらず、思わず見てしまいました」 決定的証拠 そこにはキャバクラ嬢と思われる女性から『いつ帰ってくるの?』『またHしたいな』など、生々しい会話が残っていました。 「でも、それを見た時、怒りよりも一瞬で気持ちが冷めていったんです。その後、すぐに夫を責めるわけでもなく、冷静にトーク内容をスクショする自分がいましたね」  翌日、何も知らない夫は九州へ戻っていったといいます。裕子さんが離婚届を提出したのは、それから1カ月後のことでした。 「夫から『とっくに仮面夫婦だと思ってた』と言われた時は愕然(がくぜん)としましたが、慰謝料をもらって離婚した後は気持ちもサッパリしてました。不倫の証拠が見つかった時に、夫婦関係を再構築しようとしなかった私も、どこかで仮面夫婦だと思っていたのかもしれません。離婚後も、ほとんど落ち込むこともありませんでした」  子供もおらず、仕事もしていた裕子さん。特に金銭面で困ることはなく、現在は新しい恋人もできて幸せな日々を送っているそうです。夫婦円満だと思っていたが、実は仮面夫婦だったという裕子さん夫婦。実は意外と多いのかもしれませんね……。 ――結城の男女観察記―― <TEXT/結城> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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