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自己紹介が苦手でも大丈夫。20秒で第一印象を良くするカンタンな4つのコツ

3. ボキャブラリーを増やしておく

 滝沢カレンといえば、いまや大人気のモデル兼タレント。迷言を連発しているのに憎めないし、とても魅力的ですよね。それは彼女独特のボキャブラリー、つまり語彙(ごい)があるからだと思うのです。 本を選ぶ 本書によると、聞き手の記憶に残る話には、話し手の「個性」も必要。語彙力を増やすためにできることの王道は「本を読み、文章を書くこと」だそう。本書でも「気に入った言葉や表現はメモし、実際に使ってみる」ことを勧めています。  私の話で恐縮ですが、おもしろいな、新しいな、と思った言葉や表現は、まず友人あてのLINEやメールで使ってみて、相手の反応を見ます。  絵文字やスタンプは、それだけで感情が伝えられて便利ですが、「頼りすぎると語彙力の低下に結び付くような気がしてならない」と、本書も警鐘を鳴らしています。絵文字を送る前に、「この絵文字を言葉に変えてみたらどうなる?」とイメージしてみるだけでも、語彙力が高まるのではないでしょうか。

4. 自分の声を録音して研究してみる

 自分の声を、自分で聞いたことありますか。私は何度か聞いていますが、最初に聞いた時は激しく落胆しました。というのも、声のトーン、しゃべり方、どれもひどかったのです。 「話し方に自信のない方は、自分の声を録音または録画してみましょう」と本書は勧めています。今はスマホで簡単に、録音も録画もできますよね。自分の喋る姿をあらためて観察してみると、意外に早口だったり、動作に落ち着きがなかったり、見えなかった欠点が見えてくるのだそう。それに美しい声や所作は、「年齢や容姿をも上回る、賞味期限のない武器」にもなりますよ。  たかが20秒、されど20秒。明日からできる自己アピール術を、あなたも活用してみませんか。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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