Beauty

化粧水はお肌の大敵!?「美肌菌」が潤いの鍵を握る

美肌に導いてくれる「美肌菌」 Vol.1】

「人の顔にはたくさんの微生物が棲んでいる」こんな話を聞いたことがありますか? 想像するとちょっとゾッとしますよね。でもこれ、本当なんです。

人の顔にはたくさんの微生物が棲んでいる しかもその中には、肌を美しく保ってくれる「美肌菌」がいるというんです! そんな素敵な菌なら仲良くしたいですよね。『化粧水やめたら美肌菌がふえた!』の著者で皮膚科医の出来尾格(できお・いたる)氏に詳しいお話を伺いました。

化粧水やめたら美肌菌がふえた!

Amazonより

美肌菌とは?


「人の肌に棲んでいる微生物を、皮膚常在菌と言います。全身の皮膚で見ると数10億個、顔だけで見ると約10億個。私たちの肌のコンディションの鍵を握るのは、この常在菌の種類と数なのです」(出来尾氏)

 ひとことで肌の常在菌と言っても、その種類は約20種に上るそう。中でも、皮脂や汗を分解してグリセリンをつくったり、肌を弱酸性に保ったりする役割の「表皮ブドウ球菌」が美肌の味方。

表皮ブドウ球菌の電子顕微鏡写真/(C) CDC, Janice Carr

表皮ブドウ球菌の電子顕微鏡写真/(C) CDC, Janice Carr

 つまり「美肌菌」の正体です。美肌菌を育てるためのケアをすると、

1. 潤いのある肌になる
2. キメの整った肌になる
3. 透明感のある明るい肌になる
4. シミ・シワの少ない肌になる
5. トラブルの少ない肌になる


 こんなに嬉しい効果が現れるそう! それなのに私たちは、知らず知らずのうちに美肌菌を減らす行動を日常的に取っているというのです。

化粧水が美肌菌をやっつける


「皆さんが良かれと思ってしているスキンケアの中で、美肌菌の大敵になるのが化粧水をたっぷりつける行為なんです」(出来尾氏)

 なんと……! 保湿のためにたっぷりつけている化粧水が、美肌菌をやっつけてしまうというのです。一体どういうことなのでしょうか。

「もともと肌の表面では角質層がバリアになっており、化粧水は肌の中に入れないはずなんです。そこに大量の化粧水をバシャバシャつけるということは、無理やり角質層を破壊して保湿成分を入れるという乱暴な行為になります」(出来尾氏)

化粧水パックをする女性 バリアが壊れてしまうと、水分の蒸発が抑えられず、ますます乾燥が進みむそう。さらに悪いことに、化粧水に含まれるアルコールや防腐剤が、美肌菌を殺してしまいます。美肌菌がたくさんいて、グリセリンをたっぷり分泌してくれる環境を整えていれば、角質層の中は自然と潤って化粧水など必要ないくらい潤ってくれるのです。

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日本人の過剰なスキンケア信仰が肌を傷めつける

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