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母の不倫を知った子供の壮絶体験とは…。母の“したたかさ”が許せない

「父とは今も頻繁にLINEや電話をしているし、半年に1回くらいはふたりで食事をしたりもしています。実は、家を出るときに、父には家を出たい本当の理由を話したんです。『パパ、浮気されてるんだよ』って」 娘――その時、お父様の反応は? 「そしたら、『なんとなくわかっていたよ。でも、ママが隠そうとしているうちは詮索するのをやめておこうと思って。ただ、薫が知っていたとは知らなかった。つらい思いをさせてしまったね。申し訳ない』って、頭を下げられました。  こんないい夫を裏切っている母がますます許せなくなって、同時に、忍耐強い父を頼もしく感じました。だから、今でも父は大好きだし、仲良しです」 ――今の思いを率直に聞かせてください。 「今、当時より少し大人になって、なんとなく不倫に走る人の心境がわかるようにはなりました。でも、だからこそ、最後まで隠し通した母がふしだらに思えてしまいます。『申し訳ない』という言葉は、本当は母から聞きたかった。もし母が謝ってくれたり、私にバレたことで不倫をやめてくれたりしていたら……ううん、言い訳をしてくれるだけでもよかったかもしれない。そうしたら、疎遠になることはなかったかもしれません。  でも、もう今更です。この先も、母を受け入れることはできないでしょう。幸い、私には優しい父がいるので、父がこれ以上傷つくことのないように、父にとってのいい娘でい続けようと思っています。 <TEXT/千葉こころ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
千葉こころ
自由とビールとMr.Childrenをこよなく愛するアラフィフライター&編集者。 人生後半戦も夢だけは大きく徒然滑走中
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