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憧れの職業「CA」は乳ガンリスクが1.5倍! ハーバードの研究チームが発表

 日本では女性の花形職業とされる民間航空会社の客室乗務員(以下、CA)。就活情報会社の学情が今年5月に発表した「2019年卒 就職人気企業ランキング」によると、文系女子の一番人気は「全日本空輸」(ANA)で、2位が「日本航空」(JAL)でした。

客室乗務員 CAは人材不足で空前の売り手市場となっている昨今の就職活動でも、女子学生から高い支持を得ています。そんな憧れの職業について、ハーバードの研究チームが衝撃的な発表をしました。

CAは乳がんリスクが平均の1.5倍


 ハーバード大学公衆衛生学大学院の研究チームは6月25日、旅客機のCAは「すべての癌の罹患率について平均を上回る」という研究結果を学術誌「エンバイロンメンタル・ヘルス」で発表しました。

 2014~2015年にかけ5,366人のCA(※)を調べたところ、乳がんにかかる率が一般平均の1.5倍であることがわかりました。また悪性黒色腫(メラノーマ)の罹患率に関しては一般のおよそ2倍という結果に。

 その他、子宮がん、子宮頸がんなど、調査を行った全ての癌についても、CAの罹患率は平均を上回っていました。

※8割以上が女性で、平均年齢は52歳。平均の勤続年数は20年ほど。

CAは乳がんリスクが平均の1.5倍 原因については明確にされていませんが、「過酷な職務による生活リズムの乱れ」や「機内では地上よりも高いレベルの宇宙放射線に日常的にさられていること」なども要因になり得ると研究チームは指摘しています。

私たち乗客への影響は?


 ただ、CAの健康リスクはかねてから指摘されていました。実際、EU(欧州連合)では航空会社に対して乗務員の放射線被爆をモニターすることを求めています。

 宇宙放射線との因果関係がはっきりしているわけではありませんが、記事では「CAの肥満率と喫煙率の低さを考えても、注目するべき結果だ」と指摘。今回の調査はCAを対象にしていますが、報告では利用頻度が高い乗客についても何かしらの影響が出ている可能性を示唆しています。

 低料金で航空チケットを購入できるLCCの登場により、飛行機はかつてよりも身近な存在になりました。どれくらいの時間や頻度で乗れば問題はないのか、また妊娠している場合はお腹の子どもに影響はないのか、気になるところですよね。

 今後、航空各社が何かしらの対策を講じていくこと、そしてこの分野についてさらなら研究がなされることを期待したいです。

<文/森聖児>




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