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不倫にハマってしまう女性たち…実は心の自傷行為かも?

 いけないとわかっていてものめり込んでしまうのが不倫の業ともいうものですが、自身の経験に対してはなぜか特別なものと感じてしまいがちですね。
不倫

写真はイメージです(以下同じ)

 今回は日頃メンタルに関する相談を受けているケースワーカーの筆者が、不倫にハマってしまう女性について体験談を踏まえつつ解説していきます。不倫に悩んでいる人は是非読んで自分の心を振り返る機会にしてはいかがでしょうか。

心の隙間を埋めるために気づけば不倫の道へ…

 某化粧品メーカーに勤めている佐藤優希さん(34歳/仮名)は自身が不倫した動機についてこのように話してくれました。 「正直言うと相手は誰でもいいと思っていました。当時は結婚直前だった彼氏に振られて仕事も上手くいかなくて、自暴自棄になっていたんです。そんな気持ちを不倫することでまぎらわしたかったんです」  半ばヤケで出会い系アプリで知り合った既婚男性と関係を持つようになった佐藤さん。3ヶ月ほど経ったある日、相手から予想外の言葉をかけられます。 既婚男性「君の心はもう充分癒せたと思う。今職場の後輩が精神的に不安定で誰かが支えてあげなきゃいけない状態なんだ。だから別れよう」  突然別れを告げられて驚きを隠せなかったそうです。でも自暴自棄から始まった関係なのでそのように扱われたことに納得もしたと話していました。 「でも急に振られたうえにその理由が君の心は充分癒せたからって、あんたは神様仏様かよ!って突っ込みを入れたくなりました。振られたあとはストレスで過食気味になって、5kg太りました(泣)」

「妻とはセックスレスで…」不倫の常套句から始まった恋

職場不倫 税理士事務所のアシスタントをしている野本彩美さん(29歳/仮名)は職場の上司と不倫関係に陥ったときの経験を振り返ります。 「上司は20歳以上歳上で、男性としての魅力もありながら父親的な包容力を持ち合わせていました。ありがちな話なのですが、仕事の相談をしているうちにどんどん関係が深まっていきました。  不倫は良くないと思っていても『妻とはセックスレスなんだ』と語る彼の哀愁ただよう様を見ていると、魅力的に感じてしまいました」  はたから聞くとまさに“不倫あるある”な展開ですが、当時の心境についてこのように考えていたそうです。 性交渉「セックスレスなのは奥さんが拒否するから、という言葉をそのときは信じていたんです。性交渉という行為だけでも自分の役割があって、彼に必要とされることが嬉しかったんです。自分が幼い頃に両親が離婚したということもあって父性への憧れもすごくありました。それが関係を持った一番の理由かもしれません。  正直もう自分も29歳でキャリアや結婚のこと、自分の人生をどうしていこうかふとしたときに悩んでしまいます。どんどんネガティブなイメージばかり湧いてきて、好きな人と一緒にいるはずなのに辛いです」  最終的に野本さんは彼のマイカーでドライブに行ったときのGPS履歴がきっかけで奥さんに関係がバレてしまい、同じ場所では働けないということで転職しなければならなくなったそうです。
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不倫は柔らかな自傷行為になっているかも…
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