不倫にハマってしまう女性たち…実は心の自傷行為かも?
不倫は柔らかな自傷行為になっているかも…
これまで話をしてきた方々に共通することは過去や現在に至るまで心を痛める経験があったということです。自暴自棄になってしまったり自己肯定感が低かったり、自分自身を軽視してしまっているところに不倫という魔の手がスルリと入りこんでくるのです。
なぜなら傷ついた女性は優しさに弱いから。傷ついた女性というのは既婚男性にとって格好の獲物なのです。
「妻とはセックスレスで…」というよく聞くフレーズは心理学に当てはめると『アンダードッグ効果』といって、頑張っている人や不利な立場の人を応援したくなったり好きになったりするという、心理的メカニズムにそのまま当てはまるのです。
けれども、少なくない不倫相手となってしまう女性達は自ら傷つく道を選んでしまっているわけですから、柔らかな自傷行為とも捉えられるかもしれません。
自らの生い立ちの中に解決策が見つかる場合も…
不倫を予防する、不倫から抜け出すための特効薬というものは残念ながら現代にはほぼありません。ですが自らの生い立ちを振り返ることで、自分はこんな時に傷つきやすいとか、コンプレックスを抱きやすいだとか、解決策を見つけだすヒントにすることはできます。
例えば前述の野本さんのケースでは相手の父性に惹かれるという話がありました。思春期のころに父親から充分に愛情を受けることが出来ず、その代替行為として歳上の男性と不倫関係に陥ってしまうという例は実はかなり多いのです。
不倫関係に至ってしまう女性達は本当は皆どこかでたくさん傷ついてきた人達ではないかと筆者は考えています。生い立ちを振り返りながらときにカウンセリングなどを利用して、自分の心をメンテナンスすることはとても大切なことだと言えるでしょう。
<文/大庭スミ>大庭スミ
ライター、メンタルカウンセラー。メンタルについて相談を受けることも多い。@sumi19191
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