あなたも「開き骨盤」かも…足の「横向き・開閉」の動きで改善
こんにちは。ヨガインストラクターの高木沙織です。
歩く・座る・立つ・物を持つなど日常生活でのちょっとした動作によって骨盤の歪みは生まれます。骨盤が歪むと、その中にある婦人科系臓器の働きにも影響するというのはみなさんご存じのとおり……なのですが、なかなかケアをする時間を持てない方がほとんどでしょう。
そもそも、「何をしたらよいのかわからない」かもしれません。
今回は、骨盤ヨガの資格を持つ筆者が、自宅でのリラックスタイムにできる、気持ちよくて骨盤周りのケアにもなるエクササイズを1つ紹介していきたいと思います。
骨盤の歪みと言っても、その歪み方はさまざま。前後・上下に歪んでいる方もいれば、外に開いている方も。なかでも、最後に挙げた“開き”は多くの女性に見られます。
それには、上記でお伝えした日常生活での動作も関係しているのですが、内ももの筋肉・内転筋群が弱っていることも原因と考えられるでしょう。
仰向けになったとき、下記のような特徴が見られる方は“開き骨盤”の可能性があります。
1. 足の力を抜いたとき、つま先が外側に倒れている
2. 片足ずつひざを立て外に開いたとき、開いている方が楽だと感じる
また、骨盤の開きも、片側が閉じて片側が開いている、両方とも開いているなどさまざまです。(1)のときにどちらのつま先がどう倒れているかでも、自分の骨盤がどのように開いているのかの目安になるでしょう。
理想的な骨盤は、動きがよく柔軟性に富んでいるのが条件。女性の場合、骨盤は朝硬くなって、夜緩んでくるので、状態がよい夜の時間に次のエクササイズをしてあげるとよいでしょう。
1. 右体側を下に、床に横向きの姿勢になる
2. 右手は頭を支え、左手は胸のあたりに置く
3. 両ひざを90度に曲げたら、左ひざを持ち上げる
4. 左ひざを戻したら、今度はつま先を持ち上げるようにひざ下を天井に向ける
5. ゆっくりと10回繰り返したら、反対側も同様におこなう
骨盤周りの筋肉が気持ちよくほぐれてくるのを感じられるでしょう。
足を閉じて座ったとき、太もも同士を引き寄せる力が弱い人は内転筋群が弱っており、そこから開き骨盤になることもあります。太ももの間にクッションやペットボトルを挟み、グーッと押し潰すような力を入れるエクササイズを取り入れるのもよいでしょう。
<文/高木沙織>
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高木沙織
美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。Blog、Instagram:@saori_takagi