炎上した“ママ閉店”に彼の意見は…男女の育児観にビミョーな差<目指せデキたら婚!>
【おおしまりえの 目指せ!デキたら婚】
恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。
結婚にはあまり興味はないけれど子どもは欲しい! そんな希望から、パートナーの仏くんと、独身のうちから妊活と結婚について考え始める「デキたら婚」。
<前回までのお話>
彼のご両親に挨拶をすませ、今後の結婚や妊活をどうするか、再び考え始めた2人。しかしこのタイミングで体調を崩し、やむなく妊活をストップすることに。妊活はできなくても何かしらは進めたい。そんな気持ちから、この間に家事や子育てのこと、そしてお金のことなどを学んでいきます。
妊活ができなくても、今できることをしていこう。そう思ったら、2人とも子どもは欲しいという一致はあっても、子育て観について話し合ったことがなかったことに、改めて気づきました。
そんな中、数日前にTwitter上で話題になった「ママ閉店」というワード。ある男性がツイートした、<育児中の妻が時折「ママ閉店でーす」と宣言する><世のママも閉店したらいい>として、家事・育児のお休みをすすめる投稿です。
ところが、この発言に対し「ネグレクトではないか?」などと声が集まり、ちょっとした騒ぎになっています。
母親だってたまには休みたいし、個人的には“ママ閉店”は大いに賛成。でも、仏くんもママ閉店宣言に協力的かつ寛容な心をもっている人なのか。そんな確認もふくめ、今回、出産育児のリアルが知れると噂のフランス映画『理想の出産』を2人で鑑賞して、意見を交換することにしました。
駆け足であらすじを紹介すると、主人公のバルバラは、彼氏のニコラとの子を妊娠。そこからデキ婚して2人で出産&育児に取り組みます。しかし急激に変化する体調や関係やとまどう育児に、バルバラとニコラはだんだんとすれ違い、そして関係を悪化させ別居へと至ることに…。
自分の時間がない。産後のセックスレスや育児への理解のなさからの孤独。そしてキャリアへの不安。いわゆる子育て経験者からすると、あるあるが詰まった本作ですが、私と仏くんの鑑賞後は、少しだけ気まずい空気が流れます。というのも、あまりにリアリティすぎて、どうリアクションしていいか、若干戸惑いがあったのです。
本作は主に女性目線で物語が語られるため、男性がどうして育児に無関心になるのか、そしてなぜ妻を理解できないのかは深く語られていません。
だからなのか、感想を聞いてみると開口一番仏くんは「よく言われている話だよね。僕はああはならないと思うよ」とスパッと言い切ります。
私は「ママ閉店」に大賛成だけど…
襲いかかる出産&育児! 翻弄され疲弊するリアル
「僕は、ああはならない」は信じていいのだろうか?
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