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30代女性はいくら貯めるべき? 出産、妊活…意外と知らない金銭事情<目指せデキたら婚!>

おおしまりえの 目指せ!デキたら婚  恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。  結婚にはあまり興味はないけれど子どもは欲しい! そんな希望から、パートナーの仏くんと、独身のうちから妊活と結婚について考え始めるお話です。 <前回までのお話>  彼のご両親に挨拶をすませ、今後の結婚や妊活をどうするか、再び考え始めた2人。しかしこのタイミングで体調を崩し、やむなく妊活をストップさてしまうことに。妊活はできなくても何かしらは進めたい。そんな気持ちから、この間に家事や子育てのこと、そしてお金のことを学んでいきます。 デキたら婚

アラサー女子はいくら貯金すればよい?

 貯金がない!!!  正しくは、貯金が直近、ちょっとしかない…て、語呂を良くしてみても面白くない!  実は私は、小学生の頃から貯金が苦手で、そして仏くんも、その日幸せに暮らせればOKの人。私たちはつまり、30代も中頃ではありますが、あまり蓄えの無いカップルなのであります。  しかし、子どもを持つというのは、非常にお金がかかる行為です。それは皆さんご存知だと思いますし、雑誌では定期的に“イマドキ女子のお財布と貯金事情”的な特集がしょっちゅう組まれています。 「年100万円は貯金しまーす」 「やっと資産が1000万円になりました♪」  という顔も職業も知らない女子のお財布事情を目にするたび、戦々恐々とする私。とはいえ、そこから生活を改めることはせず、今に至ります。 お金 正直、いくら貯金があると安心なのか。はたまた妊活と出産ではいくらお金を使うのか。その辺の“最低限”を知りたい。  ということで、今回はファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢先生にぶっちゃけた質問を飛ばしていきます。

子どもを生むにはいくら必要なの?

「先生! お金がないんですけど私、妊活したいんです」 「雑誌の貯金特集とか、みんな凄すぎて全く現実味が沸かないんです!」  開口一番そう話すと、若干引き気味の先生はにこやかに教えてくれます。 「正直出産だけなら、50万円もあれば大丈夫ですよ」
風呂内亜矢先生

風呂内亜矢先生

 50万円でいいの? 雑誌の企画よりもずっと低い金額に、かなり現実感が沸きますが、基本的に出産にかかるほとんどの費用は一時金などで戻ってきます(検診などは無料や割引チケット制だったりもする)。しかし場合によっては、一度たてかえる必要があるため、手元には支払えるだけの資金があると安心です。  もちろんこれは産休育休中にパートナーが生活費を捻出することを想定しています。 「もしシングルマザーとして子を生むのなら、50万円+休みの間の生活費を計算して上乗せすればOKです。だいたい200~300万円くらいですね」  それでも、思ったより多額のお金を用意しなくていいことに、少しホッとします。  雑誌の特集などでは「とにかく早いうちから貯蓄し、次のステップや老後に備えよう!」という風潮がありますが、風呂内さんいわく、すべてのイベントが一気に訪れるわけではないので、赤字に転落する瞬間がないように帳尻を合わせる発想が大事なのだとか。

妊活したいけどお金がない…そんな時は「助成金」を頼ろう

妊娠 出産という遠そうで近い未来のことを聞いてみましたが、それでもなんだかモヤモヤします。そう、出産とワンセットで妊活が必要だからです。  妊活は方法も様々ですが、主にタイミング法→人工授精→体外受精→顕微授精とステップアップしていきます。  人工授精までは数万円でおこなうことが可能ですが、体外受精からは1回数十万円と金額が跳ね上がります。ゴール次第で変動する問題ではありますが、出産前にここでお金を使うことを考えると、不安になります。目安などはあるのでしょうか。
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妊活にかかる金額の目安は?
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