提供:東宝株式会社
六本木や麻布十番、西麻布などで、夜な夜な会社経営者や著名人といったハイスペック男性と遊ぶ
“港区女子”。
美しさや若さを武器に甘い汁を吸おうとするしたたかな女たちというイメージがありますが、そもそも彼女たちはなぜお金持ちが好きなのか? お金持ちにいったい何を求めているのか?
意外と知らない港区女子の本音を探ってみました。
ハイスぺ男性のメリット1:人間力が高く一緒にいて勉強になる
「港区女子が相手にするお金持ちは、与沢翼みたいな成り上がり系か一流企業のエリート系のどちらかで、私が相手にするのは後者。
大企業で出世する=人に好かれないといけないので、総合的に人間力が高いんですよ」とは、アラサー港区女子の吉川リサコさん。
リサコさん
しかも彼らは稼ぐためのバイタリティがあり、努力の仕方が非常にストイックなのだとか。
「よくエリートに対して『努力もせず金を持って偉そうに』なんて言う人がいますが、
彼らは人の10倍努力して人の3倍働いているからこそお金があるんです。だから一緒にいるとパワーがもらえるし、勉強になるんですよね」
ハイスぺ男性のメリット2:とことん楽しませてくれる“楽しませ上手”
かといって、ハイスぺ男性はストイックに努力しているだけではありません。
25歳の港区女子・ユウコさん(仮名)いわく、「
彼らはたいてい仕事も遊びも同じくらい楽しみながらやっているので、常に楽しそうに見える。苦労しているぶん優しいし律儀だし、一緒にいると本当に楽しんですよ」とのこと。
ユウコさん
楽しませ方にも無駄がなく、「今日はどこどこの何を食べさせてあげる」「どこどこにビジネスクラスで連れて行ってあげる」など、
会うメリットを明確に提示してくれるとか。
「お金があるからこそでしょうが、
『とりあえず楽しもう』という気持ちが強く、『女の子を楽しませなき』ゃと思っている人が多い。特に体の関係なしに、海外のリゾートへビジネスクラスで行ってスイートルームに泊まるイベントに呼んでくれる人もいます。現地では『俺たちがゴルフしている間はエステしてな』とお姫さま扱いで、最高ですよ」
どうやら、ハイスぺ男性が提供してくれる会話や体験を通し、経験値を高めたいと思っているらしい港区女子。そして、そんな貴重な経験ができる港区女子のポジションをキープするには、それなりの努力が必要なのだとか。
27歳の港区女子・カオリさん(仮名)はこう言います。
カオリさん
「ハイスぺ男性にたかる女は見た目がいいだけの娼婦だと思われがちですが、それは違う。
ハイスぺ男性は人を見極める力があってちゃんと女のコを選んでるし、業界によって求められる女のコが違うから、それに対応できるよう努力してるんです。
たとえば
マスコミ系だったら深夜も対応できてノリがよく、情報を持ってるコが好まれる。
金融系は逆に、時間を守れる口がかたいコが好まれる。相手が望む見た目やルールや情報を提供できなければ、港区女子としてやっていけません」
映画『億男』を見ればわかる、「お金持ちならOK」ではない!
女性にありとあらゆるものを与えられるハイスぺ男性と、実に意識の高い港区女子。関わったことのない人間にとってはリアルに想像できない世界ではありますが、その世界をちらりと覗き見できる映画があります。
『億男』より
それは、10月19日より公開される『
億男』。兄の借金を肩代わりし家族がバラバラになってしまったなか、3億円の宝くじに当選した主人公・一男(佐藤健)。起業して億万長者となった友人・九十九(高橋一生)にその使い道を相談したところ、なんと3億円とともに九十九が行方不明に。3億円と九十九を探すため、かつて九十九と起業した億万長者たちを渡り歩きながら、お金と幸せの真の姿を模索していく……というのが主なストーリーです。
『億男』より
劇中で一男と億万長者たちとを繋ぐ港区女子・あきらを池田エライザが好演しているのですが、これが見事な“ザ・港区女子”。
億のお金を持つ男は「億男」、それ以外は「雑魚」と分類してスマホに登録し、手慣れた様子で億男にカネを使わせ遊んでいます。
『億男』より
北村一輝や藤原竜也ら演じるそんな億男たちはどこかクレイジーで、誰一人まともじゃありません。一男に対し
「お金の本質を知れ」と言いながら、彼ら自身お金の本質を掴めないままお金に翻弄されているようで、とても一緒にいて幸せになれそうには思えないのです。
『億男』より
あきらも、かつて九十九の秘書を務めていた十和子(沢尻エリカ)も、そんな悲しき億男である彼らにはどこか否定的で、深入りしないよう一線を引いているように見えます。幸せになることに貪欲な女性は、どんなにハイスぺ男といえども
「この男性といて幸せになれるかどうか」をきちんと見抜くのでしょう。
『億男』より
ちなみに、借金返済に囚われすぎている一男に愛想をつかし出ていった妻の万左子(黒木華)も、一男が3億円を手にしたからといってあっさり戻ってくることはありません。港区女子もフツーの女子も、
ただ単に“お金で得られる贅沢”だけを求めているわけではないことが、よーくわかりますね。
『億男』より
億万長者たちが生きる特殊な世界を通して
「お金とは何か」「幸せとは何か」を考えさせてくれる『億男』。お金の魔力にうっかり翻弄されないよう、港区女子もフツーの女子もぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。
『億男』は10月19日(金)より全国東宝系にてロードショー
(C)2018映画「億男」製作委員会
原作:川村元気『億男』
監督:大友啓史
主題歌:BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
<文/持丸千乃 取材協力/吉川リサコ 提供/東宝>