それはコットンのバンダナを選ぶのではなく、シルクのバンダナを選ぶことです（もちろんカシミアが理想ですが、カシミアのバンダナはほとんど売られていないのでシルクで十分です）。 　これを「素材の格上げ」と私は呼んでいます。 　素材の格上げは、主にカジュアル過ぎるものをモードなものに変換するときに使われる技です。 　コットンのTシャツをシルクのTシャツに、アクリルとナイロン素材のニットのレギンスをカシミアのレギンスになど、ごく普通に売られているカジュアルなアイテムの素材の格を上げる、つまり高級なものにかえることによって、そのアイテムはよりおしゃれでモードなものになります。

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Hermes official accountさん(@hermes)がシェアした投稿 – 2016年 8月月18日午前9時04分PDT

　そしてこれは多くのハイブランドがよく採用する方法です。同じTシャツでもハイブランドと量販店のもので何が違うのかと言えば、素材が違います。 　シルクのバンダナはエルメスも作っています。もちろんそれは最高級品ですし、買う必要はありませんが、シルクのバンダナなら、ほかのメーカーも作っていますので、それらを手に入れるといいでしょう。 　シルクのバンダナを手に入れたら、シャツの首元や、Vネックのセーターの首元に巻くといいでしょう。 　色はお好みで。顔色を明るく見せたいのなら明るい色を、全体にシックに見せたいのなら、ネイビーやグレーのものがいいでしょう。 　そしてトレンドを意識してよりウェスタンスタイルに近付ける場合には、フリンジがついた大判のストールを上からはおったり、ウェスタンブーツをはくのもお勧めです。 　シルクのバンダナを首に巻くと、首元がかなり暖かくなり、それは何か1枚重ね着したのと同じほどです。喉を保護するため、風邪の予防にもつながります。 　小さいけれども大きな魅力と実力を持ったバンダナで、モードと実益、両方を手に入れましょう。 ＜文／小林直子＞