まずはパートナー選びで気になる
彼の“将来の業績”です。チェックしたいポイントのひとつが、高校時代の彼の行動。およそ3万5千人を集めた研究から、歳を取ってから
大きな年収を稼ぐ人には2つの特徴があることがわかったとか。
そのひとつは、「学生時代に授業をしっかり聞いていたかや、クラスの行事にちゃんと参加したか」など学校への興味があったかどうか。もうひとつは、「宿題を毎日やっていたかや、割り当てられた仕事をこなしていたか」などの責任感。この2つは、大人になってからの年収にリンクしているそうなので、将来性が気になる相手がいるなら、どんな高校生だったかを尋ねるといいと本書では説きます。
目次には気になる内容がズラリ。(『秒で見抜くスナップジャッジメント』より)
また、読書量は年収にやはり関係しているようですが、肝心なのは、「子どもの頃に家に置いてあった本の量が年収にリンクする」ということ。その男性が成人になった今現在、いくら蔵書があったとしても(年収には)関係ないというのです。今を見るのではなくて、子供時代の様子もしっかりチェックするといいみたいです。
続いては、
“相手の知性を見抜く着眼点”をご紹介。私が特に感心したのは、「知性が高い人は孤独を好みやすく、ひとりの時間を大事にしがち」という記述。海外の研究に基づいた説ですが、理由もかなり納得でしたし、実際の知り合いたちを思い浮かべても当てはまりました。
このほかにも、「顔立ちで嫌われやすい人を見抜く方法」や、「口ぐせや目の虹彩で性格を見抜く方法」など興味深い内容がたくさん。どれも根拠や研究の引用と共に紹介されているので、信ぴょう性が高く感じられます。
恋愛にはもちろん、仕事や、友達付き合いなどにも折々に使えそうな本書は、手元に置いておくと悩んだ時の助けとなってくれそうだと思いました。
<文/にらさわあきこ>
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