明るい色のカラータイツも上記と同じ方法で選びます。例えば赤いスニーカーを持っていて、同じ赤のタイツを選べば脚が長く見える効果がありますし、スタイル全体のまとまりもよくなります。
赤いスニーカーに赤のタイツを合わせて ※画像:WEAR
ボトムの場合も同様に、赤いパンツやスカートをはいているのなら、そのまま赤を持ってくると脚は長く見えますが、明るい色の場合、インパクトは強くなるので、簡単でチャレンジしやすいのは靴と同じ色にする方法でしょう。
もう一つのストッキングやタイツの色だけ際立たせる方法は、例えば黒いスカートに黒いブーツをはき、タイツは赤にするというものです。ある程度、脚が見えるミニスカートやショートパンツなら、この方法もいいでしょう。こうすることによって足元に軽快な明るさが演出できます。
ストッキングやタイツの色だけ際立たせる方法 ※画像:WEAR
ハイダーアッカーマンのこのルックではネオンカラーのタイツを採用しています。今年の秋冬はプラダを始めとして多くのブランドがネオンカラーを推していますから、勇気のある人はぜひネオンカラーにしてみましょう。
そうでない場合は、ネオンカラーほど明るい色ではなくてもいいでしょう。
例えばスエード素材のショートブーツやべロアのサンダルがもう既にあり、その色がボルドーだったなら、ボルドーのタイツを選ぶのもいいと思いますし、ネイビーのブーツから少し明るめのターコイズブルーのタイツへと色を明るいほうに変えてくるのもいいと思います。
ターコイズブルーのタイツにはネイビーのブーツを合わせてみても ※画像:WEAR
グレーや黒、ネイビーばかりのアイテムしか持っていないとしても、黒いタイツを選ばず、明るい色のタイツをはくことによって今の気分を表現できます。
光の弱い冬の季節、暗い色のコートの人々の中に明るい色を身に付けた人を見ることは、一種の眼福です。私たちは色を通じて小さなハピネスを自分にも他人にも与えることができます。しかもそれはカラータイツを選択するという、そんな小さな行為によって可能となります。
グレーや黒のルックにカラータイツを付け足して、暗い冬の足元をあざやかに彩ろう ※画像:WEAR
平凡でありふれていて、どこにでもいるグレーや黒のルックに明るい色のカラータイツを付け足して、暗い冬の足元をあざやかに彩ってみてはいかがでしょうか。
<文/小林直子>
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