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子育てって大変そう…。妊活が嫌になった時の対処法とは?

子育て大変!子育て最高!その情報をシャットダウン

 知りすぎて尻込みするならば、いっそ情報も気持ちもすべてリセットしよう。頭でっかちになった結果、今回出した答えがこれです。 スマートフォン 気づけば私の本棚には妊活や子育てエッセイが並び、受ける仕事も妊活や健康系など女性向けの仕事が増えていました。またTwitterやInstagramでは、子育ての愚痴や情報、子育てマンガを発進するアカウントを多数フォローしていました。  妊活に取り組むために、まだ生まれてもいない子どもの育児情報をここまで先行し仕入れていた私。そりゃあ現実を知りすぎるわ……。そう思い、とりあえずSNSでの子育てアカウントのほとんどをアンフォロー。妊活系の本も可能な限り手放し、測っていた基礎体温や漢方も一旦ストップすることに。もちろん仕事の案件も、可能な限り妊活系のものは手放してみます。  情報を一旦手放し、目に入ってくる人の子を、ただただ観察してみることにしたのです。

不思議と感じる「あ、可愛いかも」

 すると少したってから、不思議な感覚が私の中で芽生えます。 「やっぱり可愛いかも」という、本当に微かで僅かな母性を思い出したのです。  友達の子どもの頭にふれるとき。無邪気にはしゃぐ姿を見守っているとき。不器用に食べたり着替えたりする姿。1つ1つの行動を眺めていると、すっかり忘れていた「子どもって自由で愛しいなあ」という気持ちが思い出されていきます。 公園遊んでいる子供 もちろん、当初のような「子どもが絶対欲しい!」という気合いは湧いていません。ただフラットな状態に戻ることで、自分の中に純粋な将来への期待の気持ちがあったことを思い出せたのは、とりあえず一歩前進なのかもしれません。  婚活も必死に取り組んでいると疲弊することがありますが、構図としては全く同じかもしれない妊活疲れ。とはいえ、筆者の場合は入り口でつまずいた“ヘタレ”です。  情報に溢れた便利な世の中というのは、時に便利さと引き換えに人の前向きな気持ちをも奪っていくことがあることを、覚えておこうと思ったのでした。 <文・イラスト/おおしまりえ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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