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大塚愛を震えさせた“夫の愛人”。不倫の憎しみはなぜ妻に向かうのか?

亀山早苗の不倫時評――不倫された大塚愛(36)の巻>

 次々と報道される有名人の不倫。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)


深夜の自宅に、夫の不倫相手が現れる恐怖


 大塚愛(36歳)が、RIP SLYMEのSU(45歳)と離婚したことを11月21日に発表した。結婚して9年、一女をもうけたのだが、昨年春に報道されたSUとモデル江夏詩織(23歳)との不倫が原因のようだ。

 この不倫関係がなかなか壮絶。11月27日発売の『女性自身』によると江夏は「別れるなら、私、死ぬから」と離婚を迫ったこともあるという。また、2年前には深夜、SUが留守の時に自宅を訪れ、何度もインターホンを鳴らした。大塚さんがモニターを見ると、江夏が静かに立っており、警察を呼んで連行してもらったという事件も起こっている。妻の立場としては恐怖でしかない。


 不倫した女性がそこまでするのは、結局、男が優柔不断だからだ。最初から、結婚を匂わせることなく「これは恋愛である」ことを恋人にきちんと告げていれば、女性の心理がこじれることはなかったのではないだろうか。彼女の年齢を考えれば、SUがもっとケアするべきだった。

 そういったベースがあるとはいえ、既婚者とつきあう独身女性の中には、もちろん恋愛感情をこじらせていく例も少なくはない


思い入れの強さ=愛情だと思う女性の心理


「好きだから何でもできる」「好きならどこまでも思いを通す」。そういう気持ちが恋愛感情だと考える思い入れと思い込みの強い女性(これは男性も同じかもしれないが)は、既婚者とつきあうと追いつめられた精神状態に陥ることがある。その思いは、好きな相手にではなく妻に向かう

「かつて僕がつきあっていた女性、怖かったですよ。同じ社内だったので僕が残業しているときに限って、自宅に電話をしてくるんです。そして妻に『今、あなたの夫がうちにいます。シャワー浴びてるの』と言って切ってしまう。最初、妻は僕に何も言わなかったんですが、あるとき、『もう我慢できない』とすべてぶちまけてきました」

 コウジさん(42歳)は、4年前のできごとをそう話した。当時、結婚して8年、一女がいたが酔った勢いで社内の20代半ばの女性とホテルへ行ってしまい、「溺れてしまった」という。

シャワー「妻がもう我慢できないと言ったのは、彼女が留守番電話に、『奥さん、死んでください』と言ったから。さすがにもう放っておけないと警察に相談しました。僕は、それほど彼女に期待をさせたわけじゃなかったはずなんだけど」

 その20代半ばの彼女は、そのころ恋人にふられたばかりで、女性社員の間では「ヤバイ女」と目(もく)されていたそう。コウジさんはそんなことはまったく知らずに、「酔った勢い」で関係をもってしまったのだ。結局、彼女とは弁護士を入れて和解したというが、もちろん家庭は今も針の筵(むしろ)。当時、妻にぼこぼこに殴られ、すべての命令に従わざるを得ない状態だったという。

自分でも何をしているかわからなくなった


「私も不倫相手の家に行ってしまったことがあります」

 そう言うのは、リカコさん(30歳)だ。28歳のとき、仕事関係で知り合った一回り年上の男性と不倫関係に陥った。彼は「妻との間はうまくいっていない」と話していた。

「そんな言葉を真に受けたわけではありません。でも会えなくて寂しいときなどは、心のよりどころにしてしまっていたのかもしれませんね。今となってはどうしてあれほど執着したのかわからないんです」

家族連れ とにかく、頭の中は彼のことでいっぱいだった。週末、ひとりで出かけると家族連れが目についた。きっと彼もこうやって家族と一緒に出かけたりしているのだろうか、いや、妻との仲がいいわけではないのだから彼は留守番しているに違いないなど、いろいろな思いで心が張り裂けそうになったという。

 妻と一緒にいることを想像しても心が乱れ、ないがしろにされていることを考えても気持ちがおかしくなる。彼は私のものだ。だんだんとそう信じるようになっていった。

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夜中に彼の自宅へ行って絶叫

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