美容効果の面から特に注目したい成分は、りんご酢のリンゴポリフェール、玉ねぎ・大豆に含まれるファイトケミカルです。この2つには、活性酸素を撃退する抗酸化作用があります。特にリンゴポリフェノールの抗酸化作用は強力で、なんとセサミンの17倍。
「抗酸化作用は美容のキーワードですが、そもそも活性酸素は体内に入った細菌やウイルスを撃退してくれる、健康に欠かせない存在です。ただし、問題は増えすぎたとき。強いストレスや喫煙、過度な飲酒、肥満などによって活性酸素が増えると、健康な細胞まで酸化させて傷つけ、体内の組織が衰えていってしまうのです。この作用はよく『体がサビる』と表現されます。
体のサビは、疲れや息切れしやすくなるほかに、肌のシミ、しわ、たるみや白髪、抜け毛となって現れます。また筋肉量が落ちてしまうため、基礎代謝が下がり、太りやすい体になるのです」(小林先生)
この増えすぎた活性酸素を、
リンゴポリフェノールとファイトケミカルのダブルの効果で撃退してくれるのが、「長生きみそ汁」だということです。
「長生きみそ汁」の美容効果は、これだけではないそうです。
「食物繊維や白みその乳酸菌、玉ねぎのオリゴ糖が腸内環境を整え、りんご酢の酢酸が腸のぜん動運動を活性化させることで便秘を解消し、肌荒れやニキビなどを予防します。
また、玉ねぎの血液サラサラ効果で血流がスムーズになり、基礎代謝の向上や冷え性を改善する効果が期待できます。特に冷え性は、これからの季節、睡眠の質を下げる女性の大敵。長生きみそ汁でぐっすり眠れば、自律神経が整い、お肌もつやつやとよみがえるでしょう」(小林先生)
なんか、いいことばっかりじゃないですか!
先生の著書『医者が考案した「長生きみそ汁」』には、さまざまな具材を取り入れたアレンジレシピが60以上紹介されています。みそ汁だけで立派なおかずになるから、お料理の時短にもなりそう。「長生きみそ汁」で身も心も温まり、健康できれいになりましょう。
<文/女子SPA!編集部>
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