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「子宮の霊視」に15万円…小林麻耶もハマった“子宮教”が怪しすぎる

子宮の霊視を受けて母、号泣

「母の人生は幸せとは言い難いものがありますので、女性の挫折を無条件に肯定してくれる子宮教へ向かったことは理解できなくもありません。大病による中絶や退職。なんとか産んだ私も精神を患い、中・高・大とほぼ引きこもりでしたから、苦労の多い子育てだったことでしょう。学歴至上主義者である姑からのプレッシャーもすごかったようです。 夫婦関係も常に微妙で、さまざまな職を転々としている父とはあまり性格が合わず、コミュニケーションに難儀。心も生活も安定することがなかったように思えます」(Tさん、以下同)  家庭で満たされなかった心の穴を子宮教が癒やしたと考えると、母の苦労を増やした自分にも責任があると考えるTさん。母から熱心に誘われ、子宮教の始祖とでもいうべき、子宮委員長はる氏のトークショーへ一緒に行ったこともあるそう。
 同トークショーでは、「顔を見ると性器が見える」という子宮委員長の霊視サービス(御まん託)を体験し、「わけがわからない」と頭を抱えるTさん。 「母は御まん託を受けた感動で、泣いていましたけど」  御まん託の通常料金は子宮委員長のブログによると、2017年8月時点で「御まん託・霊視の個人セッション60分15万円」。一般的な心療内科、精神神経科が自由診療で行っているカウンセリングは、だいたい60分1万円程度が相場のようですから、控えめに言ってもボッタクリ。  子宮委員長はことあるごとに「仕事のドタキャンや不摂生、不道徳、散財etc.世間的には非難されるようなことでも、自分が心から楽しいことをしてこそ、お金にも異性にも愛される! 自分軸で生きよう!」というお説を発信します。これがますます話が通じない原因になっていると、Tさんは指摘。 「母を見て、父親は『全く理解できない』と呆れています。欲望に忠実で何でも自分最優先! がウリの子宮委員長に傾倒したことで、夫婦関係だけでなく、世間との溝もどんどん深まっています。でも、世間から理解されにくいことも選民意識をくすぐる材料になるでしょうから、当分目を覚ましてはくれなさそうです」 【山田ノジル プロフィール】 自然派、エコ、オーガニック、ホリスティック、○○セラピー、お話会。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチング中。長年女性向けの美容健康情報を取材し、そこへ潜む「トンデモ」の存在を実感。愛とツッコミ精神を交え、斬り込んでいる。twitter:@YamadaNojiru <文/女子SPA!編集部> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。X:@joshispa、Instagram:@joshispa
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