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憧れブランド「福袋」の残念すぎる中身…。失敗しない3つのコツとは?

 スタイリスト&ファッションライターの角侑子(すみゆうこ)です。年末年始といえば、バーゲンに初売り。そして……福袋! 福袋なんて、当たりより外ればかりが多いものと分かっているのに、あの赤い文字に白いフォントででかでかと「福袋!」と書かれたポップを見るとつい、立ち寄ってしまいます。謎の誘発性でもあるのでしょうか。 福袋 でも、どんなに興味を持っても、「失敗しても欲しい!」と思えないなら私はお財布を開けないと誓いを立てています。なぜかって? そりゃもちろん、福袋で失敗した経験があるからですよ……!(涙)今回は、毒にも薬にもならない私の福袋にまつわる失敗談をご紹介しましょう。

憧れブランドの福袋に裏切られた……17歳の冬

 高校時代、憧れだったアパレルブランドは「LISLISA(リズリサ)」。ちょうど良い大人っぽさと、可愛らしさが相まったガーリーなデザインのLISLISAの服は、当時の中高生にとって夢中になれる存在でした。もちろん高校生からすればLISLISAの服はそう何着も買えるようなものではありません。そこで私は年明けにもらえるお年玉を狙ってLISLISAで福袋を買うことに決めました
 大好きなブランドの服が一気に何着も手に入る! 渋谷109の階段と化したエスカレーターを駆け上がり、悩みに悩んで選び抜いた1個を手にした時は本当にうれしかった。あれは今思い出しても良い思い出です。あんなに福袋で興奮したのはあの時だけだったかもしれません。家に帰り、恍惚(こうこつ)に浸りながら福袋を開けて1着目に手にしたのが……らくだ色のコーデュロイパンツ。  キャメルとかじゃないです、もうあれは“らくだ色”。しかもコーデュロイ、しかもフリーサイズと書いてあるのに完全にXSサイズのスキニー。見た目は、「もも引き」って感じでしたね。一応履いてみたら印象が変わるかな? と思って試着するものの、Mサイズの太い足にXSのパンツは入るわけもなく膝小僧まで履いて、そっと脱ぎました。 福袋の失敗談 LISLISAといえば、花柄のワンピースとか、白のオフホワイトニットとか優しい色の可愛いアイテムがウリなんですよ。それなのに、福袋に入っていたのは明らかに売れ残りと思われる、らくだ色のパンツ。「裏切られたぁー……」と思いました。他にもいくつかアイテムが入っていたのですが、めぼしいものはなかったと記憶しています。それ以降、どんなに大好きでも、高いブランドの服でも福袋は、福袋なのだと悟りました。
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福袋での失敗を防ぐ3箇条とは?
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