その後も滞在中は一度も優しくされることなく、働きづめ。旦那さんが義母に注意すると武藤さんに文句が返ってくるため、旦那さんには黙っていてもらい意地で嫁の仕事を全うしたそうです。そして、なんとか滞在を乗り切り帰途に就いた武藤さんに、さらなる悲劇が。

「心身ともに限界だったのか、
新幹線内のトイレで貧血をおこして倒れ、動けなくなってしまったんです。なんとかドアを開けたところを乗務員さんに発見され、夫を呼んでもらい途中下車しました。『つわりなので』と救急車を呼ぶのは断り事務室で休ませてもらい、少し回復してから別の新幹線でどうにか帰りました」
こうした体験がトラウマとなり、いまだに少しでも体調が悪いと乗り物に乗ることに恐怖を感じるという武藤さん。とくに帰省のための新幹線や帰省先での車移動を想像するとゾッとするとか。
「何より、義母にはできるだけ会いたくないので本当に帰りたくない。『孫だけかわいがって嫁は女中扱い』なんてことにもなりそうですしね」
これから年末年始は海外旅行を恒例にしようか……など、いろいろ思案中だそうです。
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年末年始のトンデモエピソード vol.4―
<文/鈴木うみこ イラスト/ただりえこ>