中古の「靴」には要注意。買ってすぐバラバラに壊れ、裸足で涙目に…
ファッションライター・スタイリストの角 侑子(すみゆうこ)です。皆さん、オシャレすることは好きですか? もちろん、私は大好きです。目新しいトレンドアイテムが登場したら、まず一度は取り入れたいし、独自性のあるファッションを見るのも、着るのも大好き!
私は基本的にファッションジャンル問わず、どんな服も好きなのですがとくに興奮する場所がヴィンテージショップです。1950年代のドレスや、シャネルやセリーヌの古いバッグ、サンローランの靴など、現代では絶対に手に入らない懐古的なデザインがたまらなく良い。
といっても、ブランドにこだわりはないのでノーブランドでもデザインが可愛ければそれでOK。数年前も都内のヴィンテージショップに足を運んで、見つけた可愛い黒のサンダルをGETしました。そこは安くて可愛い商品を扱っているため、ブランド物はあまり仕入れてないのですが数千円で手に入るので商品が多く、私にとっては欠かせないショップの1つです。
詳しい値段は忘れましたが購入したのは3000円前後の黒のオープントゥサンダル。店舗で試着したときは履き心地もヨシ! 状態ヨシ! 履いたときのシルエットもキレイだったので即買いしました。
購入した可愛い黒のオープントゥサンダル。早速、次の日に友達とのランチ会でそれを履いて出かけましたが、そのときに事件は起こったのです。地元の最寄り駅の改札を通り、駅のホームへ向かうエスカレーターを上がっていると、なんだか足に違和感が……。
「ん? なんか歩き方がおかしいのかな? 足がぐらつくなぁ」と、思ったのもつかの間。エスカレーターを降りると同時に、グシャァ! っとサンダルが靴の底から両足同時に壊れました。「えっ? えぇっ!? ちょっ……どういうこと?」事態を把握できず、しばし裸足のままホームをウロウロ。マッチ売りの少女かのごとく裸足でウロウロすること数分、やっと気付きました。「とりあえず家に帰ろう」と。
靴は底からパックリ割れていて、何とか履けるレベルどころか、「それ靴だったんですか?」ぐらいの勢いでぐちゃぐちゃ。原型をとどめていないので、無理に履くことすらもできません。もはやゴミと化した靴を片手に一刻も早くこの場から抜け出すべく、エスカレーターを裸足で駆け下り、駅員さんに事情を話し、スリッパを借りて自宅まで帰りました。駅員さんも裸足の私を見て、何も言わずに業務用スリッパを貸してくれました、優しさが沁みる。
ただ、そのぶん普通の人以上にオシャレの失敗も数多く経験しています。過去を思い返せばよくあんな服を着ていたよな……とか、深夜のどうでも良いチルタイムに思い出してはのたうち回るなんていうことも少なくないのですよ。フフフ……。
でもでも、そんな経験も、巡り巡れば誰かのためになるのでは!? と無駄なポジティブを発揮し、思い切って過去のオシャレ失敗談をご紹介することにしました。今回は、古着屋さんで靴を購入したときの話をご紹介します。
古着屋で出会った可愛いサンダル
最寄り駅のホームで見事に壊れた
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