セリフ2:「ごめんね、でも愛してるんだよ。わかって」
このセリフには、言われるシーンも含まれています。相手がさんざん怒鳴り散らてきた挙句の「ごめんね~」が始まるパターンです。自分の気持ちがコントロールできずに暴走して、でも謝ればパートナーは許してくれると思っている……。そういう気持ちが、たっぷりとつまった言葉ですね。
「愛してる」という嬉しいセリフの中に、打算や自己愛がこれまた、たっぷりこんとミックスされてるわけです。
こういう人って、謝り方も巧妙です。母性本能をくすぐる「上目遣い」や「スキンシップ」を取り入れ、上手に合わせ技してきます。ちょっとでも隙(すき)を見せると「口ふさぎ」の術(要するにキス。しかも濃厚な方)をしてくるので、完全ノックアウトが確定してしまうので、厳戒態勢でのぞんだほうがよいと思います。

パートナーの必殺文句が、お伝えした2フレーズのどちらかに当てはまるなら要注意です。2フレーズ両方なら、将来結婚した場合のモラハラ夫候補かも。
でも好きだと、違和感を抱いていても抜け出すのに時間がかかってしまうんですよね。そういう人ほど、この記事を見て「私だけじゃないんだ」と知ってもらって、秒速で逃げて欲しいと思います。
モラハラ男は、あなたにモラハラをしていても、別の相手にはしない可能性があります。相性もあるのかもしれませんし、あなたがいるから他の人にしないでいられるのかもしれません。そんなはけ口になっていたいですか? という話です。
彼にとっても、自分にとってもプラスにならない関係なら、即効逃げ出した方がいいです。「逃げる」という表現を使っているのは、こういう関係が深まると別れるのが大変になるためです。
なので深まる前に、要注意フレーズが出てきたら「だいじょうぶか?」と全神経を使って彼を観察して、ダメなら次に行きましょう。それがしあわせの近道かも。
<文/夏花くまこ>