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ぷちぷち気泡シートがファッション最先端?衝撃の全身エアパッキンスーツ

 ここ数年、ファッションウィークが開かれる度に、思わず二度見せずにはいられない奇抜なスタイルが出てくるのが定番化しています。
 1月5日からの3日間、メンズブランドが一同に会して行われた「ロンドンファッションウィーク・メンズ2019」では、頭からビニール袋を被り、エアパッキンスーツを着たイケメンモデルたちがランウェイを闊歩。来場者に衝撃を与えました。 (※エアパッキンとは緩衝材として使われる、ポリエチレンで出来た気泡状のプチプチが沢山ついたシートです)

テーマは「ガラス細工の男」、全身プラスチックのスーツ登場!

 衝撃のエアパッキン服をデザインしたのは、ブリティッシュファッションアワードで「メンズデザイナー・オブ・ザ・イヤー」に3度輝いた実績を持つクレイグ・グリーン。  2018年には、モンクレールが世界のクリエイター8人とコラボしたデザインプロジェクト「モンクレールジーニアス」にも参加し、ライフジャケットを思わせる斬新なダウンウェアで世界をアッと言わせました。
 そんな彼がロンドンで発表したネオンカラーの新作は、エアパッキン風のプラスチック素材で作られたメンズスーツ。頭からは同じくプラスチック素材の袋を被り、背後に長くマントのようにたなびかせていました。
『ザ・ガーディアン The Guardian』によると、今回のショーは「マン・メイド・オブ・グラス(ガラス細工の男)」についてであり、「感情的になることは必ずしも弱さを意味しない。ときには強さを意味する」というデザイナーからのメッセージが込められているとか。  スーツ部分に使われているのは単なるビニール袋で、極端な伸縮加工を施しているため、エアパッキンのように見えるそうです。

衝撃デザインでも高評価!エアパッキンブーム来る?

 デザイナーのクレイグ・グリーンが込めたメッセージが理解できないわけではないのですが……。  彼の新作スーツを見ると、どうしても「割れ物を守るための緩衝材」、または「一つずつプチプチを潰すことで暇つぶし(ストレス解消)できる便利グッズ」として知られるエアパッキンのイメージから抜け出せないのも事実。ファッショナブルとはかけ離れた印象です。
『トゥデイToday』オンライン版のように、「どんな天気にも最適なように見えるが、直にプラスチックを着るのは汗ばむし、かゆくなりそう? それに寒い時期に着るにはちょっと薄過ぎかも!」と、冷やかし半分の対応になるのが、一般的ではないではないかと。  特にアメリカ人は、肌の露出には大胆でも、基本のファッションはコンサバな印象が強いため、この手の奇抜なファッションが受け入れられることは難しそう。
 とはいえ、公式インスタグラムなどをチェックしても、茶化すようなコメントは少数派。『ヴォーグ Vogue』など各ファッション誌も「斬新!」「天才的」「グリーンは真のファッションリーダー」と軒並み高評価で、強いて言えば「プラスチックは環境に悪いのでは?」という批判が少しあるのみ。特に、炎上しているということはなさそうです。  モンクレールの全身モッコモコのダウンドレスPVC(ポリ塩化ビニール)ファッションなど、クセが強すぎるにも程があるファッションが飛ぶように売れる昨今。何が流行るかは分かりませんので、 念のためこのエアパッキン服も要チェック案件としておきましょう。 Sources: 「The Guardian」「Today」 <文/アメリカ在住・橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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