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39歳女性、子は持たないと決めたのに…母のひと言に心がザワつく

 そんな森山さんですが、今年はいよいよ40歳。世間一般的な出産リミットがどんどん近づくにつれ、母親から言われたある言葉を思い出して胸がざわつくことが増えたとか。 「35歳くらいのときに、母親に『子どもはどうするつもり?』と聞かれ『作らないことにした』と答えたら、『仕事や遊びは体力的にいまと同じようにずっとは続けられないけれど、子育ての喜びはいろんな形でずっと続く。産んで後悔することはきっとなくて、いつか産まなかった後悔をしてしまうのでは?』と言われたんです。 孫 そのときは『そりゃ孫の顔を見たいだろうしな……』と聞き流したのですが、最近になってこの“後悔論”に重みを感じるようになって。『私、本当に後悔しないかな?』と、たまに自問自答しちゃうんですよね……」  しかしながら、もしいま出産するとなれば、必死で築いたキャリアを中断することになる。高齢出産ということもあり、すんなり仕事復帰できる保証もない。 「いろいろ考えると、今さら子どもを作ることはあり得ないので、いっそのこと早く“現実的に出産が難しい年齢”になってしまいたいですね。悩むこともなくなるでしょうから」と、モヤモヤを振り切るように笑う森山さん。出産は本当に、人生における悩ましいテーマです。 ―シリーズ「結婚・出産を“しない”と決めている人たち」― <文/鈴木うみこ>
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