Gourmet

引退した柔道・松本薫さんのアイス屋で実食レポ。“身体にいいアイス”ってどんな味?

「ダシーズ」の“ほどける食感”はどう作られる?

「ダシーズ」で使用しているカタブリガ社製や、ソフトクリーム製造機にも定評のあるカルピジャーニ社製のジェラート製造機で作られるアイスクリームやジェラートは、とっても美味しく感じられるのです。それはなぜでしょう?
「ダシーズ」入り口

「ダシーズ」入り口

 ちょっと難しい話になりますが、通常、アイスクリーム・ジェラートを作る工程では、「パステライザー」という機械で原料を加熱殺菌し、フリーザー(ジェラート製造機)で攪拌(かくはん)させながら冷やし固めます。その時のアイスを冷やし固めるスピードが、口に入れた時に感じる食感や美味しさを左右します。  アイスクリームは氷結晶の集合体です。氷の結晶は、冷やし固めるスピードが短かければ短いほど細かくなります。つまり、すばやく固めたアイスクリームほど食感がなめらかになるんですね。  この「冷やし固めるスピード」は、製造機や工程によって異なります。アイスクリーム製造機の場合では約30分。ジェラート製造機の場合では、約7分。液体窒素(-196℃)で製造した場合(※撹拌器を使用)では約1分。この通り、液体窒素がダントツで短いんです。松本薫さんのアイスクリームの製造時間は約7分。この早さが、なめらかな食感を生み出すヒミツなのです。  ぜひ、「ダシーズ」のなめらか食感でギルトフリーのアイスクリームを食べて、口の中でアイスが“ほどける”瞬間を体感してみてはいかがでしょうか。 <文・写真/アイスジャーナリスト シズリーナ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
シズリーナ荒井(荒井健治)
年間4000種類以上のアイスクリームを食べ歩くアイスジャーナリスト。東京藝術大学出身。アイス料理研究家・企業コラボニストとして「雪見カレーヌードル」「エッセル冷やし中華」など、意外な掛け合わせレシピを考案し話題に。インスタグラムは@sizzle_feeling426、ツイッターは@sizzleeena、YouTubeはシズリーナ / シズチャンネル
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