人生で必要不可欠なのは、快適に安全に暮らすこと。以下は、本書が伝えるスルーしがちな盲点です。
1. 空き室の多い建物には理由がある
これは私にも経験があるのですが、家賃も相場だし部屋自体にも不備は見当たらない、でもなぜか空き室が多いんですよね。不審に思ってやめたのですが、本書に言わせると、やはり理由があるそうです。
「
大家さんが細かいことに口を出してくる」「
住人の中に騒音を出すやっかいな人がいる」等々、住んでみないとわからないことがあるはず。
2. 地盤は簡単に調べられる
平成は災害の時代でもあった、などとささやかれていますが、避けられない問題だとしても被害は最小限にしたいもの。
今やスマホのアプリで簡単に地盤が調べられのです。「じぶんの地盤」などで、引っ越し先の目星が立ったら、いち早くチェックしましょう。
3. 一度気になった「におい」が改善されることはまれ
古い物件にありがちな「
生活臭」と「
カビ臭」。不動産屋の売り文句として「風を通して、生活していると徐々になくなりますよ」というのがありますが、
においがとれるのはまれだそうです。
「ルームクリーニング前だから消臭できていない」と不動産屋が逃げるケースも多々あるそうですが、
ルームクリーニングで取れない匂いもあると言います。
特に女性は、においに敏感なもの。部屋も人生も、良いにおいを充満させるために、部屋探し=人生探しの旅は、慎重かつ勇敢に挑もうではありませんか。
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小説家・森美樹のブックレビュー―
<文/森美樹>
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