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深田恭子『はじこい』最終回はどうなった?大人女性が元気になる名ゼリフ続出

君みたいな無敵な時間はもうない。だけど、好きな色を選んで笑うのも、無茶な道を進んで泣くのも自由。全部自分のせいにできる歳だ」と確信するのでした。
 そして、校内で匡平を見つけた順子は自分の思いをぶつけて「本当にわたしでいいの?」と問います。それに対し、匡平は「春見がいい。春見じゃなきゃダメだ。何回言わせんだ」とキスをするのでした。  他人や自分を「イタイ」と嘲笑(ちょうしょう)するのはとても簡単です。でも、年下の異性と恋に落ちるのも、自分の好きな服装を貫くのも、安定を捨てて結婚しないのも、全部自分の責任です。そしてそれは大人として当然の自由であり、素晴らしいことであると改めて気付かされます。

あり得ない設定の恋愛ドラマこそ、脚本家の腕の見せどころ

 ドラマスタート時に見た「しくじりアラサー女子をめぐり、イケメンが四角関係を繰り広げる」というふれこみを見てやや食傷気味だったものの、脚本がとても丁寧でセリフが巧妙なため、知らないうちに見入ってしまうドラマでした。  横浜流星、中村倫也はこのドラマで確実に知名度をあげてブレイクしたといえるでしょう。アラサー・未婚という設定を無駄に揶揄(やゆ)することなく、最後にはそのシチュエーションを「失敗も成功も自分のせいにできる。大人は自由だ」というメッセージに変えた素敵なドラマだったように思います。  登場人物が全員イケメンだったのはもちろんですが、全員いい人だったので見ていて不快な気持ちになることもなく、最後まで楽しく視聴できる優しいドラマだったとも思います。 <文/瀧戸詠未> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB
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