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春の白ボトムに“パンツ透け警報”。透け防止のペチコートは白じゃダメ

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角侑子(すみゆうこ)です。春の穏やかな気候を感じるだけでなんだか嬉しくなってしまいますよね。お洋服の色合いや組み合わせもなんだか軽やかだし、見ているだけで楽しい。
春コーデ

画像:WEAR

 でも、私には毎年この時期になると同時に思い出す黒歴史があります。一刻も早く忘れたいのに20年近くも頭の片隅にこびりついて離れない記憶が今年もまた呼び起こされました。おととい食べた夜ご飯のメニューは忘れるくせに、どうでも良い黒歴史こそどうして忘れてくれないのか私の頭は。今回は、そんな無駄な記憶力を持つ私が春のデート服で失敗してしまったエピソードをご紹介いたします。

ジロジロ見られると思ったら……白スカートの中がまる見え!

 あれはちょうど年上の彼ができたばかりの高校3年生の春。地元が近かった私たちはいつもデートといえば、彼が私の家まで自転車で送り迎えをしてくれるという『耳をすませば』的な青春を過ごしていました。その日は、おろしたての白いスカートを履こうと前々から決めていました。  購入したスカートはコットン製で当時ちょっと流行していたティアードスカート。白無地に小花柄の刺繍が可愛くて一目惚れでした。持っていたデニムのジャケットと組み合わせて、その日のデートの待ち合わせ場所である駅前へ向かうことに。  しかし街を歩いているとなんだかいつもと違って、人の視線が気になります。お気楽な私は「えっ、なになに? もしやこのスカートが可愛いから皆、私を見ているの? やだー早く彼に会いたいっ!」など、とんだお花畑思考で何も気にすることなくそのまま待ち合わせ場所へ。駅前に到着し彼を待っていると、さっきよりさらに人の視線が気になります。 白スカート 透け見え 視線の先にいたのは同年代と思しき男女のグループ。こちらを下から上まで舐め回すように私を見ています。正直、なんだかあまり気分の良い見られ方ではありません。するとそのグループの中にいた一人の女の子が「ヤバ……(笑)丸見えじゃん」とボソッとつぶやき、その時はじめて自分がいかに痴態をさらしていたのかに気づきました。  そう、白いスカートの中が丸見えだったのです。肌の色は見えているし、なんならパンツの色までわかるんじゃないかというくらいスケスケ。あのですね、弁解するわけじゃないのですが、スカートにある付属のペチコートも一応履いていましたよ。ペチコート履いているなら安心するじゃないですか。なお透けるってどういうことですか?  家に出る前にも鏡でチェックをしていたのですが、日中の日差しにさらされるとより透けて見えるってことありますよね。もはや私は街中でパンツを晒したような状態。その直後に彼が待ち合わせにやってきたのですが「パンツが丸わかりだから家に帰りたい」と恥ずかしくて言うこともできず、なんとそのままデートを決行。パンツが透け見えしないようスカートのヒラヒラを内股に挟みモモヒキみたいな格好で一日を過ごすという全く楽しめないデートを経験しました。
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白ボトム、透けないためには?
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