「ホッとしたんだと思います。でも、このとき彼は転勤先の九州にいたんです。それを聞いて、彼とはやっぱり縁が切れていたんだ、そうなったのは自分のせいだと思ったら悲しくなってまた泣いてしまいました」
しかし、翌日の昼過ぎ、自宅のインターホンが鳴り、モニターを見るとなんと彼氏の姿が。彼女に会うため、わざわざ九州から飛行機でやって来たのです。
「涙腺が崩壊したんじゃないかって思うほど涙があふれて止まりませんでした。やっぱり彼のことが本当は大好きだったんだと改めて思いました」
結局、これを機にヨリを戻すことになった2人。ちなみに彼氏は連絡を取っていない間も詠美さんのことを忘れられず、新しい恋人を作っていなかったそうです。
「彼のことを振り回したひどい女なのに、そんな私を好きって言ってくれて嬉しかったです。でも、私も前よりもずっと彼のことが好き。それは胸を張って言えます!」
彼氏は現在も九州に赴任中。そのため、遠距離恋愛中ですが秋には東京に戻るそうで、そのタイミングで結婚式を予定しているとのこと。
紆余曲折はありましたが、見事幸せをつかむことができたようです。
―出会いと別れ、良くも悪くも人生激変―
<文/トシタカマサ イラスト/ただりえこ>
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。