「私がテンパっているのを察したみたいで、『すぐ行く!』って5分ほどで来てくれました。それで電動アシスト自転車を飛ばして、よく買いに行っていた近所のお総菜屋さんの女将さんに頭を下げ、その場でパーティ用のオードブルセットを用意してもらったんです」
そして、洋菓子店にも寄ってショートケーキを2ホール分購入。さらにジュースやお菓子などの飲み物も買い、かかった費用は合計で1万7000円。もちろん、すべて予想外の出費です。
「買い物中、子守りを頼んでいたママ友から『何人か応援に来てくれそうだけど、どうする?』ってLINEが入り、ご厚意に甘えました。今思うと、ウチの家にそんなにおおぜい収容できるのかって問題もありますけど、アセっていてそこまで考えが及ばなかったんです」

買い物を終えて家に戻ると、助っ人としてきてくれたママ友は3人。最初に来てくれたママ友と絢美さん親子、子供たちと合わせて総勢14人も集まっていたそうです。
「助かったのは、ママ友たちが私が困っていると思って、から揚げなどの食べ物やお菓子、飲み物を持ってきてくれたこと。それを食べさせて場をつないでくれていたんです。
しかも、洗い物が増えないようにと紙皿やプラスチックのコップも持ってきてくれ、その細かい心遣いがありがたかったです」
リビングだけでは狭かったため、隣の和室も解放したそうですが、それでも人がいっぱいで窮屈に感じたほど。一軒家なので多少うるさくしても騒音の心配はなかったそうですが子供たちは部屋中走り回ってジュースは何度もこぼし、お菓子のカスが部屋中に散乱するなど後片づけが大変だったのは言うまでもありません。