――美容やダイエットも、ムダな知識はないほうがいいんでしょうか?
高須「その通り。タンパク質がどうの、糖質がどうのと、細かいことを考えてストレスを溜めるのは逆効果だよ。極端な偏食や身体の変調がない限り、『食べたいものを食べたい時に食べるべし』というのが高須流食事哲学です。
だって人間の生理バランスは、そのとき必要なものが欲しくなるようにできてるんだから」

かっちゃん考案、うなぎサンド(今年1月)。さすが愛知グルメ
――だけど、夜中にポテトチップスをドカ食いしたくなったりしますよ? まぁ、そういうのは身体が欲してるのではなくて、ストレスによる「ニセの食欲」だと言われていますが…。
高須「だから、現代でもっとも
健康と美容の敵なのは『ストレス』ですよ。
たとえばサイバラ(パートナーで漫画家の西原理恵子さん)は、たくさん苦労をしてきたけど、ストレスを楽しんでネタにできるわけ。彼女の持論は『悲しい時は笑ってごらん』なんだよ。
あと、僕が尊敬しているストレス研究の権威、故ハンス・セリエ教授は、著書『生命のストレス』でこう書いてます。
『私の説こうとすることは、
元気なふりを装っているだけで元気になってくるというようなことです』。
いつも暗い顔してると、そういう表情筋が発達して、表情も内面も暗くなる。逆に、つらい時でもニコニコしていれば、本人も周りも心が明るくなる、とセリエ教授は言うわけ。
つまりね、
人間は外側から内面を作ることができるんですよ」
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なるほど、高須院長は何があっても「元気そう」にふるまっていますが、それが生命力の秘密なのかもしれません。健康と美容のために、「悲しい時こそ笑ってみる」から始めてみましょうか。
<文/女子SPA!編集部>