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全身がんを笑いとばす高須克弥院長に、元気の秘密を聞く。「健康法?ないよ」

 4月に入って、高須クリニック・高須克弥院長のがん闘病について、毎日のようにネットニュースやワイドショーが取り上げています。
高須克弥院長

4月22日、高須病院で理事長訓示をしたあと。「かつや理事長、病人と医者兼任なう」

 昨年9月に、「何ヵ所もがんがあります」と明かした院長。昨年秋の段階で、腎臓、尿管、膀胱にがんがあったそうです。  今年4月10日には緊急入院。「入院なう」「肺炎一歩手前の気管支炎。ラッキーなう」というツイートに、フォロワーから心配する声が殺到しました。

高須院長、なんでそんなに元気なの?

 ところが、4月12日には「外出許可もらって高須クリニックの手術室に向かいます」「僕を頼ってくださる患者様の期待に応えます」として、翌13日に5つの手術をこなしたことを報告。その後も、日本美容外科学会に出たり、太田光vsぜんじろうのモメごとに細かく絡んだりと、相変わらず精力的・闘争的なのでした。  現在は、取り除けるがん細胞は除去したうえで、「がんの増殖力を低下させる分子標的薬と、がんを攻撃するリンパ球を大量に分離して培養して体に戻してがんに対する免疫力を回復させる療法」を併用してやっていて、「実験台として楽しんでいる」とのこと。 「併用することの危険性も承知の上でやっているので、今のところ自分の真似はされたくない」そうです。  それにしても、73歳でハードな闘病をしながら、こんなに元気って、一体どうなってるの? 『その健康法では早死にする!』という著書もある高須院長に、「元気の秘訣」を聞きました。

「健康のためにいいこと」は一切やらない

――がんとわかる前も後も、院長はなぜそんなに元気なんでしょうか? 何か健康法とかあるのでしょうか? 高須「まったくないよ。『これが健康のためにいいから』とかいうことは、一切やらない。  僕はずっと、自分の身体が命じるままに動いているだけ。眠くなったら寝て、糖分が欲しくなったら糖分とって。  がんになってから食欲が出て、体重が15kgも増えちゃった。みんな食欲がなくなって痩せていくというけど、僕の場合は、身体が『栄養を取れ』と命じてるんだろうね」 ――世の中、健康になるためのいろんな情報があふれてますが…。 高須「ムダな健康の知識なんて必要ないよ。だって身体ってコンピュータみたいなもんで、不調だったら原因は身体がわかってる。それで『眠い』とか『これ食べたい』という信号を送ってくるんだから、それに従うのが一番いいの。  だから、医者が無理やり『こうしろ』っていうのは間違ってるんだよね。『この薬は1日これだけ飲みなさい』と医者に言われて、飲むと調子よくないからサボってると回復してきちゃったり。食欲がないから栄養点滴を打って生かしてたのが、何かの拍子に点滴をサボったら急に食欲が出てきたりね。  いい加減なほうが治療成績がよかったりするんです」
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「悲しい時は笑ってごらん」
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