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ワクチンは必要?反ワクチン派はおかしい?専門家にゼロから聞く

4.ワクチンの副反応は怖くないの?

 ワクチンの副作用のことを特別に「副反応」と言っています。  副反応には打った場所の痛みや腫れ、めまい、失神、発熱、気分の悪さなどがあります。これは多いものだと2人に1人の割合で起こってしまうものもあるのです。  さらに可能性としては低いのですが、アレルギーやアナフィラキシーショックなども起こりえます。そしてもっと稀なものでは脳脊髄炎などの重篤なものもありますが、これらは100万回打って1回起こるぐらいの頻度です。  たしかに副反応は起こってしまうと怖いものもあるのですが、ワクチンで防いでいる感染症の方がはるかに怖いことを忘れてはいけません。  ワクチンが開発されている感染症は、かかると重篤な影響があったり死に至る可能性があったりするものです。例えば麻疹は罹患すると1000人に1人が命を落としますが、ワクチンを打っていればそもそも麻疹にかかりません。麻疹にかかって1000人に1人が命を落とすか、ワクチンを打って100万回に1回の重篤な副反応を恐れるかという考え方も大事ですね。 ワクチン退治

5.医者でも反ワクチン派がいるってことは、考え方の違いではないの?

 医者でワクチン反対派の人のほとんどは、商売やお金のためだと思います。  そう言い切るのには理由があります。公衆衛生の観点からいうとワクチンは安価で効果が高く、費用対効果にも優れます。そして何より、医療行為の中では極めて安全性が高い行為の一つなのです。  感染症にかかってしまうと治療が困難であったり合併症を防げなかったりする場合も多く、根本的に予防してしまえるワクチンは非常に頼りになるのです。  一部の医師がワクチンに反対しているのを「考え方の違い」だと思う方もいるでしょう。しかし彼らは「自然」をうたう製品の販売や、自分たちのワクチン講座、謎の「証明書」発行のあるような講習を実施してビジネスをしていることがほとんどです。そして、医師免許を持ってはいますが、大きな病院や大学といった信頼できる施設に勤めていないことが多いこともわかります。  医師免許を取得しても、そこから何年も訓練をしなければ医師としては半人前です。キャリアの早い段階で訓練を止めてしまい、お金儲けに走った人に反ワクチンの医師が多いのも特徴です。そういった人は、よく本を書いて世間にアピールします。そして患者を最後まで診ません。自分のところにきた患者さんが危なくなると、他の病院などに押しつけるのです。信じる医者も選ばないといけないということですね。 反ワクチン
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感染予防できるワクチンのいろいろ
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