まず、鼠蹊部（そけいぶ）や金玉袋をフェザータッチで撫でます。肝心の竿周りをさわさわすることで、ゾクゾクさせます。焦らされて腰がくねくね動き出したら、ようやく竿に刺激を与えていきます。 　そこでは、手のひら全体で優しく撫でたり、指先で裏筋をなぞったりする程度で、けっしてしっかりと握ってはいけません。口を使う場合も、唇だけでハムハムしたり、舌先でチロチロしたりする程度で咥えません。 　この段階でのポイントは、刺激を与えるリズムを不規則にすることです。そうすると、刺激を待ちわびているので与えられたときの感動が増します。当然、快感もそれに比例します。腰だけではなく全身でビクンビクンするようになったら次の段階に移ります。 　クラゲ攻めの最終態は、手と口を竿周りで漂わせます。焦らされるだけ焦らされて敏感になった竿に、あらゆる角度から優しい刺激が次々に繰り出します。全体としては常に刺激を与えているのですが、どこがメインの刺激かはっきりさせず、手と口全てで包み込むイメージです。 　例えるなら、クラゲの大群の中に棒が一本あって、大群全体で優しく押しくらまんじゅうされたり、胴上げされたり、奪い合いをされてる感じです。 　口も手も不規則で読めない動きだけども全体としては連携が取れています。これをされると、全身の感覚機能が竿だけに集まり、その竿に引っ張られるように、体がフワンフワンと浮かぶような無重力感覚になります。そう、男性が感じる快感がゾクゾク→ビクンビクン→フワンフワンと変化し、最終的には男もクラゲになっちゃうというわけです。 　これは少しだけぬるめの温泉で体の芯まで温まった時のように、余韻が長く深く続きます。是非、お試しあれ。 　と、ついついテクニックを力説していたら長くなってしまったので、攻められたときの反応については別の機会にします。今日は、セックスを楽しむ上で大切なマナーを伝えて終わります。