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ガン闘病中の愛犬と旅行に出かけたら…まさかの行動に涙|ペットロス Vol.23

夏の海で、ケフィとした約束

 帰る際、海に立ち寄りました。行くときには、ぐったりしたケフィに見せる気持ちにもなれず、スルーした海です。ケフィは砂浜を駆けて海に近づき、振り返って「今日は海に入らないの?」といった視線を向けてきました。
海とケフィ

海を前に、名残惜しそうなケフィ

これがケフィが海に入れる最後のチャンスかもしれない」とも思え、海に入れてあげるべきか一瞬迷いました。でも、3月の海はまだまだ冷たく、病み上がりのケフィには堪えそうです。だから、立ち去り難く、ずーっと海を見つめてるケフィに、私はこう約束しました。 「ケフィ、また今度にしよう。今年の夏も必ず海に来よう」 <文/木附千晶> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
木附千晶
臨床心理士。「CAFIC(ケフィック) 子ども・おとな・家族の総合相談 池袋カウンセリングルーム」主宰。子どもの権利条約日本(CRC日本)『子どもの権利モニター』編集長。共著書に『子どもの力を伸ばす 子どもの権利条約ハンドブック』など。著書に『迷子のミーちゃん 地域猫と商店街再生のものがたり』、『いつかくるペットの死にどう向き合うか』など。
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