最新ファッション「タイダイプリント」って?60年代「絞り染め」の復活にセレブも夢中
毎年4月にカリフォルニアで開催される米最大の野外音楽フェスティバル「コーチェラ」は、注目のミュージシャンが世界中から集結するだけでなく、その夏のファッショントレンドを知る上でも最適のイベントと言われています。 今年のコーチェラで特に目立ったのはタイダイプリント。2019年の最新トレンドとしてかねてから注目されていたスタイルです。
「タイ=tie=絞る 、ダイ=dye=染める」とは、日本語で言えば「絞り染め」。布の一部を糸で縛ったりして染めることで、素朴な染めムラが模様になります。これは1960年代にラブ&ピースを訴えたヒッピー文化の中で、大流行したファッションなのです。
ワンピからパーカーまで、2019年版はド派手なものだけじゃない
カジュアルでカラフル、同じブランドの同じ柄でも染め具合や色味が微妙に違う自由さが魅力のタイダイプリントは、これ1枚でホーボーファッションを簡単に取り入れられることから、フェス好き女子の間で特に注目されたようだと『ハリウッド・リポーターHollywood Reporter』が紹介しました。
『ヴォーグ Vogue』によると、昨年来、各地のファッションウィークで2019年春夏のトレンドとして発表されていたため、すでにセレブやインフルエンサーの間ではマストアイテムとして取り入れられているといいます。 アップデートされた2019年版は、カラフルなものもあれば、トーンダウンしたシックなものあって選ぶのに困ってしまいそう。バリエーションも定番のTシャツはもちろん、ワンピース、ジャンプスーツ、パンツ、ジャケット、パーカーなど様々。バッグやイヤリング、帽子といった小物にまでそのトレンドは広がっています。
辛口ファッションも大人ガーリーも自由自在
プライベートでもタイダイプリントのポロ・ラルフローレンTシャツとプラダのバッグで外出し、“タイダイ好きセレブ代表”の名を欲しいままにしているジジ・ハディッド(24)は、コーチェラのキックオフイベントでも代表任務を遂行。 デンマークのブランド「ガンニ(Ganni)」のカラフルに染められたベストに白いカシミヤのクロップドトップスを合わせた辛口フェスファッションをインスタグラムに投稿しています。 リリースされたばかりの新曲「ME!」が24時間で6520万回再生されたというテイラー・スウィフト(29)は、つい先日、パステルカラーに染められたデニムジャケットとTシャツのタイダイ・ON・タイダイスタイルで外出したとか。
インスタグラムで人気の双子女子インフルエンサー、リース&モリー・ブルスタイン(22)も、ニューヨーク・ファッションウィークにオーバサイズのパーカーとスカートの全身タイダイスタイルで登場。
同じくインフルエンサーのレベッカ・ローリー(31)は、ピンクとグレーのタイダイパーカーにスカートで大人ガーリーを演出していました。
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