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「俺スカ」熱演の古田新太、「木更津キャッツアイ」から「逃げ恥」まで名キャラ4選

ガネーシャ(夢をかなえるゾウ)ついに人間以外の役!

「夢をかなえるゾウ スペシャル 男の成功編」VAP,INC

「夢をかなえるゾウ スペシャル 男の成功編」VAP,INC

 水野敬也のベストセラー『夢をかなえるゾウ』を実写化したドラマ作品。2008年に日本テレビ系列で放送され、小栗旬主演の単発版、その内容と直結した水川あさみ主演の連ドラ版が制作されています。  今作は「神様」を名乗る謎の生物・ガネーシャの指南によって主人公たちが自らの人生を変えていく物語。古田新太が演じたのは、まさにこの象の神様であるガネーシャ。しかも、関西弁でおやじギャグ満載。アクの強いTHE・関西人風の神様と主人公との漫才のようなノリノリの掛け合いも見どころです。  自己啓発の要素がある分、ともすれば説教臭くなってしまいそうな本作。それを良い意味で壊してくれたのが、古田新太の神様らしからぬガネーシャのたたずまいです。  怠惰な生活ぶりも、ちょっぴり可愛さを感じる仕草も、彼だからこそ活きたのでしょう。人外すらも堂々と演じきる古田新太に拍手。

沼田頼綱(逃げるは恥だが役に立つ) リアリティのあるゲイ男性

 2016年最大のヒットドラマとなった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)。主人公2人の契約結婚を軸に、周囲の人々の恋愛問題についても描いています。  古田新太がここで演じたのは津崎平匡(星野源)の同僚である沼田頼綱。インフラエンジニアとして働きつつ、クックパッドで「ハートフル坊主」という名前でレシピを投稿している料理好きなおじさんという役どころです。  沼田はゲイ設定で、レインボーカラーのタンブラーを使っていたり、やたらカンが鋭いけれど、話を全部男同士の恋愛に持っていこうとしたり。決して大きな役割ではないにしろ、ドラマの動きのキーポイントとなるキャラでした。  古田新太が等身大のリアルなゲイ男性の考え方や生活をしっかり投影した演技をしており、派手ではないものの印象深い役であったと思います。LGBTドラマが台頭する現状を踏まえて改めて見直してみると、この沼田という役の重要さや、本作が描きたかったであろう多様性が深く感じられます。
 18日に放送となる『俺スカ』第5話では、のぶおに懐いている若林(長尾謙杜)が恋に落ちる模様。様々な恋愛をその目で見てきたであろうのぶおが徹底的に若林をプロデュース!  のぶおはこの恋を成就させることができるのでしょうか。 <文/もちづき千代子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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