「限界までシメろ」突っ張り棒の掟を叫ぶ、ツッパリ女社長の素顔とは
昭和のツッパリが鬼の形相で「突っ張り棒の使い方」に物申す! そんなポスターが、「秀逸」「うまいこと言い過ぎ」と話題になっています。
「てめぇらが使ってる突っ張り棒の大体は突っ張れてねーんだよ!」と、“ツッパリの掟”を叩き込んでくれるのは、セーラー服姿で昭和のスケバンを思い出させる「ツッパリ嬢」。あまりの迫力に、突っ張り棒がもはや鉄パイプに見えてきます。
この迫力あるツッパリ嬢の正体は、突っ張り棒の業界トップシェアメーカー「平安伸銅工業」の3代目社長・竹内香予子さん。社長自らポスターへ登場したのには、どんな理由があるのでしょう?
便利アイテムとして人気の「突っ張り棒」ですが、使っているうちにズレてきたり、時に外れてしまったりと、困ったことはありませんか? こういったトラブルの原因は、商品そのものではなく「間違った使い方」にあるのかもしれません。平安伸銅工業の調べによると、約9割の人が間違ったつっぱり棒の使い方をしているそう。
そんな現状をメーカーとしてもどかしく思い、インパクトのある伝え方を模索した結果、今回のポスター制作に至ったのだとか。
ちなみに普段の竹内香予子社長は、ほんわか優しい「つっぱり棒博士」として雑誌やTVなどでも活躍中。別冊ESSE『魔法のつっぱり棒でお部屋が変わる』(扶桑社)の著者でもあります。
どんだけのギャップ! と社長の変身ぶりと演技力に驚きつつ、今回は9つの“ツッパリの掟”から一部を紹介しましょう。
突っ張り棒は、土壁や凸凹が多い壁に使うと、規定の強度が出ない恐れがあるそうです。「つっぱり棒博士」によると、理由は“摩擦”にあり。<突っ張り棒は、突っ張り棒のキャップと壁との摩擦力が大きいほど強度が増します。摩擦力を高めるため平らな壁に取り付けしてください>。(以下<>内は平安伸銅工業ホームページより引用)
これはネジをパイプに貫通させて固定する、ジャッキ式の突っ張り棒の話ですね。<長さ固定ネジがパイプに貫通していないと、突っ張る力でパイプが内側に滑り込んでしまう恐れがあります。なので、長さ固定ネジは根本が見えなくなるまで締めて、しっかり貫通させてください>。
突っ張り棒を正しく使えている人が少なすぎる!

掟1「ツッパル相手は選びな。」

掟2「限界までシメろ!」

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