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トイレに行けず膀胱炎に…空港で働く女性たち、大型連休のヘトヘト事情

 こんにちは。ライターの高木沙織です。私はかつてグラホ(グランドホステスの略、現在のグランドスタッフ)として6年間勤務していました。みなさんも空港で接する、航空会社の地上職です。  グラホなのに時差を勘違いし、予定していたフライトに乗り遅れてあわや休暇中にニューヨークから帰国できなくなりかけた波乱万丈の一人旅。失恋の悲しみに浸るよりも焦りが勝ったグラホ裏話6話でした。 【6話】⇒失恋の傷を癒やしにNYへ一人旅。空港でやらかした大失態とは… グラホ裏話7話 今回の7話は、今年は10連休を取った方も多いと思われるゴールデンウィークやこれから迎えるお盆、年末年始の連休、つまり私たちにとっては繁忙期の息つく間もない勤務について、少し知ってもらえたらと思い書いていきます。  エコノミークラスからのアップグレードを狙う人には耳寄りな裏話もあるかも?

オーバーブッキングで平穏にサヨナラ

 私たちグラホにとっての平穏は、各機材の座席数に対して予約数がおさまっているときに訪れます。つまり、オーバーブッキングしていないときです。オーバーブッキングしていないときであれば、イレギュラーが発生してもすみやかに対応する余裕があります。 繁忙期はオーバーブッキングが多発 まぁ、これが普通なのですが、当時私が勤務していたエアラインは一日の出発便のフライト数が少なく、それこそゴールデンウィークやお盆、年末年始などの大型連休ともなると海外旅行をする人たちの予約が集中し、余裕でオーバーブッキングします。翌日の予約状況を確認したときや、当日の朝のブリーフィング(業務確認のようなもの)で「あぁ、忙しくなるな」と本気で覚悟を決めなくてはなりません。

どういう仕組みでオーバーブッキングが解消される?

 例えば、エコノミークラスの座席が263席ある機材。それに対してエコノミークラスの予約が270名だった場合。7名分の座席が足りませんよね(ちなみに7名だったらまだよくて、数10名オーバーブッキングが発生することも多々)。  ですが、その上のクラスであるビジネスクラスはそうそう席が埋まることはありません。となると、エコノミークラスの座席が足りない7名はビジネスクラスにアップグレードされることになるのです。  それでも座席が足りないときは、もともとビジネスクラスを予約していた人がファーストクラスにアップグレードされます。まだ座席が足りないときは、フライトそのものを変更してくれる人を探さなくてはならないのですが、さすがにそれは滅多にありませんでした。

アップグレードされやすい人って?

アップグレードされやすい人の特徴エコノミークラスで予約をしたのに、ビジネスクラスにアップグレードしてもらえた」なんて話を聞いたことがある人もいるかと思います。  これ、「どうしたら選ばれるの?」とよく聞かれますが、エアラインによってマニュアルがあるだろうし、ちょっと口外しにくい部分でもあるため……、二つだけヒントを。ビジネスクラスに搭乗していてもおかしくない服装をすること、マイレージを貯めておくこと(ショッピングで貯めたマイルではなくフライトで貯めたマイル)。  ただしこれは、あくまでもヒント。アップグレードされるための条件は他にもあるし、エアラインによって異なるので選ばれたらものすごくラッキーだというくらいの気持ちでいてくださいね。
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一方、スタッフは忙しすぎてボロボロに…
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