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不倫・離婚で、すべて失った女性の貧困生活。「スタバももう行けない」

服もスタバも買えない生活に

離婚して半年経ちますが、新しい服はいっさい買っていません。手持ちの服でなるべく持ちこたえたいので、流行りが激変しないことを祈るばかりです。食事も、以前は毎日のように外でランチをしていましたが、いまは手作りのおにぎりを持参。また、以前は毎朝スタバでカフェラテを買って出勤するのが楽しみだったけど、いまはインスタントコーヒー入りの水筒をこれまた持参。味気ないですよ」  これまでの暮らしとのギャップが辛く、家賃を浮かせるため実家に戻ることも考えたそうですが……。 「離婚理由に激怒している両親に、『迷惑だから帰ってくるな』と言われてしまって。なんでも、近所に住む姉夫婦家の甥っ子が中学受験を控えており、祖父母宅である私の実家で受験勉強をしていることが多いらしく、『アンタがいたら邪魔だし教育上よくないから』と。不倫娘など有害図書扱いですよ……」

同級生のLINEグループに自分だけ入れてもらえず

 せめて友人と遊んで憂さ晴らしをしたいと思うも、仲のいい友人は不倫に批判的な既婚者ばかり。 「離婚後に友人と集まったときに現状を愚痴ったら、『自業自得じゃん』と冷たくされたので愚痴るのはやめたのですが、いまも冷たいままで。というより、明らかにハブられてるんですよね。こちらの誘いはなんだかんだ理由をつけてみんなで断ってくるし、先日は高校の同窓生でつくったグループLINEに私だけ招待されていないことが発覚して……。友人のSNSを見ていてわかったんですが、ショックでした」 SNS 仕事を失い、親や友人との関係性も壊れ……。不倫により支払うことになった代償の大きさに、驚いているという長谷部さん。 「確かに不倫をした私が悪かったですが、ここまで手のひら返されるとは。周囲のあまりの冷たさに『アンタらに直接何か迷惑かけたか!?』と言いたくなってきます……」  いや、確かに直接迷惑は掛けていませんが……。不倫は双方のパートナーを傷つけるだけでなく、世間を敵に回すと心得ておいたほうがよさそうです。 ―シリーズ 貧困の沼、転落の淵― <文/持丸千乃>
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